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整備計画協議会
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事業の成果
【1】 早く行ける・運べる

現在、石垣空港から東京、大阪へは、積載重量制限等のため、原則として、宮古経由での飛行が行われており、乗り継ぎ等、移動に多くの時間を要している。沖縄本島から約470km離れた石垣島にとって、国内の地域拠点空港への直接就航は、大幅な時間短縮と乗り換えの解消など利用客の利便性が大きく向上し、観光をはじめ、あらゆる分野の振興に大きく寄与することになる。

特に、生鮮物、花卉類は、消費規模の大きい大都市圏へ早く配送することが商品価値を決めるものであり、運搬時間の短縮により、農水産業の振興等、大きな事業成果が得られる。

 
アウトカム指標
[1]  直行便の向上
定 義: 石垣空港から利用頻度の高い拠点空港へ、経由なく直接就航可能な
     空港数
現況値: 3空港 (那覇、福岡、名古屋)
目標値: 5空港 (那覇、福岡、名古屋、東京、大阪)

 
[2] 時間の短縮
定 義: 石垣から羽田、大阪への移動時間
現況値: 羽田 (約3時間45分)、大阪 (約3時間15分)
     →宮古経由の場合
目標値: 羽田 (約2時間45分)、大阪 (約2時間20分)
     →直接就航

 
 
【2】 いつでも確実に行ける・運べる

石垣空港は、平成13年度の旅客数は、約143万人、貨物量は約1万トンで第三種空港でそれぞれ全国第2位、第1位と非常に利用度の高い空港となっており、今後も、ますます需要が増加することが予想されている。しかしながら、現空港は、滑走路が短く、乗客や貨物等の積載重量制限があることから、貨物の積み残しが生じたり、希望する時間帯への貨物輸送ができない等、利用者のニーズに十分に対応できない状況となっている。
新石垣空港の整備は、将来の需要にも対応可能な空港容量が確保される。
 
アウトカム指標
[3] 旅客輸送の向上
定 義: 石垣から羽田まで、直行便で運航する場合に1回で運べる旅客数 ( ※ )

現況値: 夏期102名、冬期128名 (航空会社のヒアリングによる、B737-400の予想提供座席数) ( ※ )

目標値: 150名 (B737-400の標準的な提供座席数)
280名 (中型ジェット機の標準的な提供座席数)

( ※ ) 提供座席数、貨物搭載量ともに、運航条件により変動あり。

 
 
【3】 低廉な運賃で行ける

那覇を経由して羽田、大阪へ移動する旅客にとって、空港整備による直接就航は、交通費の低廉化に寄与することになる。また、チャーター機を利用する修学旅行等の団体客の場合、現在は、B737の定数を超える客数となると、複数便での分割輸送となり、到着時間差によるロス等、団体行動に無駄が生じている。新空港ができると、中型ジェット機の就航が可能となることから、同一機での効率的な一括輸送が行われ、団体行動の時間的な有効利用等、総合的な運賃活用により、低廉での旅行が期待できる。
 
アウトカム指標
[5] 航空運賃の低廉化

定 義: 石垣から羽田、大阪への運賃 (平成14年10月現在)
現況値: 那覇経由羽田 (50,900円)、那覇経由大阪 (45,500円)
予想値: 羽田直行 (50,600円)、 大阪直行 (41,900円)
      →宮古経由での金額

 
[6] 団体客の効率的な輸送

定 義: B737の定員を超える団体客(修学旅行等)の輸送 (チャ−タ−機の利用)
現況値: 小型ジェット機による分割輸送
予想値: 中型ジェット機による効率的な一括輸送 (運賃割引の期待)

 
 
【4】 快適に行ける

従来、航空サービスには、目的地に早く行ける側面が重視されてきたが、高齢化進展に伴い、出発から目的地まで、「誰もが支障なく」移動できることが求められている。
現空港は、ターミナルも狭隘で、旅客数の増加に伴い、ますます、空港内が混雑し、アンケート調査でも利用者からの不満が出されている。新空港では、ターミナルが拡大され、昇降機の設置、駐車場も大幅に整備される。また、パッセンジャ−・ボ−ディング・ブリッジ(搭乗橋)が設置されることから、車イスでの移動もスムーズにでき、出発地から目的地までの空間を「快適」に移動する状況が整い、利用者のニーズに大きく寄与することになる。
 
アウトカム指標
[7] タ−ミナルのバリアーフリー化率

定 義: 県条例や市条例に基づく整備
現況値: 手すり、スロープの一部設置
目標値: 100%

 
[8] 搭乗時の利便性

定 義: ターミナルビルから直接航空機に搭乗できる割合 (ジェット機利用の場合)
現況値:   0% (バス等経由)
目標値: 100% (搭乗橋利用による搭乗)

 
 
【5】 安心である

航空利用者は、航空サービスの利用に際し、利便性の向上を求めるものであるが、その大前提として、「安心に移動できる」ことが不可欠である。
石垣空港は、昭和56年8月、オーバーランし、機体が大破し、炎上する大きな事故が発生した。また、滑走路が1,500mのまま、ジェット機を就航させているため、着陸時における急ブレーキの衝撃度は、かなり大きく、利用者からの不安の声が出ている。新空港は、滑走路2,000mの本格的なジェット化空港であり、より安心して利用できる。
 
アウトカム指標
[9] 着陸時における安心感

定 義: オーバーランによる事故の実績
現況値:   1件
目標値:   0件

 
 
【6】 環境への配慮がなされている

現空港周辺は、住宅地であり、航空機騒音の環境基準1類型を想定した場合、環境基準値(WECPNL70)を超える地域が多くあり、住環境への悪化が懸念されている。新空港周辺は、民家が少なく、畑や、牧場が主で、航空機による騒音被害は、軽減される。
また、リサイクルシステムとして、タ−ミナル等の施設において、中水利用を行う予定である。
 
アウトカム指標
[10] 空港周辺の騒音被害

定 義: 環境基準値(WECPNL70)を越える住宅の件数
現況値:  527件 (平成14年3月における騒音コンターより)
予想値:    0件 (平成23年度において予測される騒音コンターより)

 
[11] 循環型システム

定 義: 中水利用等の実施
現況値: なし
目標値: 建物排水への中水利用、散水施設への雨水利用

 
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新石垣空港課