沖縄県福祉サービス第三者評価事業評価結果 みずきこども園

ページ番号1028326  更新日 2024年3月25日

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基本情報

  1. 事業所名:みずきこども園
  2. 経営主体:社会福祉法人わかめ福祉会
  3. 所在地:那覇市松川2丁目3番10号

第三者評価結果の概要

総評

特に評価の高い点

1.保護者等からの意見を徴取する仕組みを構築し、教育・保育における課題の把握に努め、改善につなげていけるよう継続して取り組んでいる。

入園前や毎年4月には「ニーズ票」の記載を保護者に依頼し、こども園に対し望む教育・保育を把握するように努めている。日頃から寄せられる意見を受け付ける方法としては書面や口頭、面談等の機会が様々に用意され、意見の内容やその検討過程について記録をとり、フィードバックをしっかりと行う体制がとられている。対応の統一を図るために職員の言動についても記録が行われている。保護者等からあがった声について真摯に実施・改善に取り組み、園の教育・保育へ活かしていく体制が構築されている。

2.看護師を中心に子どもの健康観察資料が一貫して作成され、園の教育・保育に活用される体制が整えられている。

こども園では、内科検診の前に保護者から健康状態に関する情報を収集し、看護師が中心となって情報を整理、検診後の医師の所見について保育教諭・主幹と情報を共有している。その後の経過観察も加えて資料を作成し、各クラスへ周知を図っている。保護者に対しては検診結果の報告として医師からの所見を伝え、必要時は専門機関への受診を依頼している。その後の経過についても聞き取りして資料に記入追加するなど、看護師の専門性を発揮した健康データが子ども一人ひとりの教育・保育に活かされている。

3.災害発生時等への対応に様々な工夫を行っている。立地条件から予想される事態への具体的な対応策の他、保護者や近隣地域、子育て支援事業への参加者等も含めた災害対応力の向上に尽力している。

こども園では、火事や地震以外にも玄関前を流れる安里川の氾濫時を念頭に置いた具体的な対策が「災害の計画」「安全の計画」において検討され、定期的に実施されている。水害時には近隣家庭から高層階のあるこども園への避難ができるよう、相互に協力する体制をとっている。避難訓練は保護者参観日や地域子育て支援「きろろ」の日にも実施され、子どもの引き渡し訓練を行ったり、子育て支援参加者にも消火器の使い方が体験できる機会を提供している。

改善を求められる点

1.園長不在時の権限委任について、明文化しておくことが望まれる。

園長の役割・権限については運営規程に明記されており、有事の際の役割分担等については自衛消防組織表等にて園長不在時の権限分担が記されている。今後は運営規程等において、それらの権限委任の根拠について明文化しておくことが望まれる。

第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント

今回2回目となる受審でしたが、新たな学び・発見がありました。今回の受審を得て、自園の足りなかった部分をどう改善していくかを検討し、更なる保育の資質向上を目指していきたいと思います。また、改善点においては、コロナが明けた今、どのようにして地域との連携を図っていくかを検討し、地域に根付く園づくりを目指していきたいと思います。
あたたかいご指導ありがとうございました。

評価結果の詳細

第三者評価機関

一般社団法人 沖縄県社会福祉士会

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 生活福祉部 福祉政策課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
電話:098-866-2164 ファクス:098-866-2569
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