沖縄県福祉サービス第三者評価事業評価結果 勝連こども園

ページ番号1028355  更新日 2024年3月28日

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基本情報

  1. 事業所名:勝連こども園
  2. 経営主体:社会福祉法人かなさ福祉会
  3. 所在地:うるま市勝連平安名2976-1番地

第三者評価結果の概要

総評

特に評価の高い点

1.自然とのふれあいや環境設定により、理念ある″思いやりと優しさ″が育まれている。

2階の遊戯室から繋がる広いベランダは日除け・雨除けが開閉式で設置されている造りとなっており、プール遊び等に利用されている。船室をイメージした絵本のお部屋には、琉球ガラスのはめ込まれた丸い窓があり、泳ぐ魚の群れ(イラスト)が眺められる。テーブル席の他に畳間が設置され、ゆったりとした空間で絵本を手にとることができる。子どもたちが落ち着ける小部屋として活用されている。園庭の一角にはウサギとカメの小屋があり、園外での菜園体験とともに自然と触れあうことの大切さを学ぶ環境が工夫され、理念である思いやりと優しさを育む情操教育が実践されている。

2.園の理念・基本方針が明確であり、人材育成の計画が整備されている。

法人の理念・基本方針に沿って園の理念・基本方針が明確に定められている。理念・基本方針は、ホームページや園のしおりに記載され、園の玄関にトールペイントを用いて掲示している。園長は、職員会や職員研修会でプレゼンテーションソフトを活用し、職員への周知を図るための工夫を行っている。理念・基本方針に基づいた人材育成計画が整備され、実施されている。人材採用については、卒園生や保護者、職員の知人などからも採用を行っている。職員の働きやすい環境の整備に配慮している。

3.リーダー層が中心となり、現場の取り組みに対する様々な後方支援が行われており、若手職員の育成に関して組織としての指導体制が整っている。

園のリーダー層が各年齢毎の保育室をこまめに見回りながら、子どもの表情や言動、保育教諭の関わり方等に気を配り、気になることがあればその場でフォローに入ったり、状況に応じて個別の時間を作り対応方法についての助言・指導を行っている。日々の取り組みを通して、若手職員が実践的なスキルや知識を習得できるように配慮された職員(主幹保育教諭)配置がなされ、一つのロールモデルともなっている。組織としての指導体制が整っている。

改善を求められる点

1.標準的な実施方法等について、文書の追加整備が期待される。

こども園では、児童虐待対応や危機管理等についてのマニュアルが整備され、職員へ周知し共通理解を図っている。今後はボランティア受入れマニュアルの作成やその他、標準的な実施方法についての文書整理を進め、より職員が活用しやすくなる取り組みが望まれる。

第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント

勝連こども園の更なる教育・保育の質の向上を目指し、初めての第三者評価を受審しました。当園のありのままの現状を評価していただく事でこども園としての具体的な課題を明確にし、改善につなげることとしました。今後の課題が明らかになったことと今できていること、また、当園のよいところも更に確認することができました。
保護者アンケートの結果を踏まえ、保護者の子育てに対する思いや主体性を尊重しながら、よりよい環境づくりに取り組んでいきます。
子ども達の笑顔そして職員がやりがいを感じ、生き生きと働ける環境づくりも質の向上に欠かせないものだと改めて感じました。
 

評価結果の詳細

第三者評価機関

一般社団法人 沖縄県社会福祉士会

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 生活福祉部 福祉政策課
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