沖縄県福祉サービス第三者評価事業評価結果 垣花こども園

ページ番号1006866  更新日 2024年1月11日

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基本情報

  1. 事業所名:那覇市認定こども園 垣花こども園
  2. 経営主体:社会福祉法人 千草福祉会
  3. 所在地:沖縄県那覇市山下町17番55号

第三者評価結果の概要

総評

特に評価の高い点

1.効率的な人材育成体制の整備・運用が図られている

集合研修ではなく、同じテーマの研修を複数回実施したり、オンライン研修受講など業務内における隙間時間を有効活用する人材育成体制を構築しており、業務の効率化と職員の働きやすい環境整備と育成定着に取り組んでいる。また、年2回の自己評価、年4回の個別面談から職員の意見を把握し、教育・保育の質の向上について評価・分析・改善を行っている。園長は個別面談から把握された課題を分析し、職員間における助言指導方法をアドバイスしている。

2.子どもの自立につながる基本的生活習慣の習得に向けた教育・保育実践に力を入れている

こども園では基本的生活習慣の習得を基本方針に掲げており、ゆとりある職員配置数という強みを生かし、一人ひとりのペースを見守りつつ教育・保育を行っている。子どもの発達状況に応じて声のかけ方やタイミングを考慮し、1日のスケジュールは子どもの興味を喚起できるようカードでお知らせする等の工夫を行っている。保育教諭は子どもが安心して自分の気持ちを表現できるように支援し、気持ちをうまく伝えられない子どもには自らの言葉で伝えられるようにゆったりとした園の環境の中で個別で対応している。食事時間にはコロナ感染対策の注意事項等をふまえながらも温かい親しみのある雰囲気作りを心がけ、遊具を使用する前には子ども自ら安全マットを準備するよう促している。子どもが園生活を通してマナー等を守りつつ基本的生活習慣を身に着け、将来の自立につなげていくための細やかな配慮が行われている。

改善を求められる点

1.子どもの権利擁護についてのマニュアル等の策定と職員への周知徹底が望まれる

保育教諭は、日々の教育・保育において一人ひとりの子どもに丁寧に向き合い対応している。今年は前期の自己評価に「人権擁護のためのセルフチェックリスト」を使用して実践の振り返りを開始、権利侵害の防止について意識を高めている。前回の第三者評価受審後の改善は見られるが、子どもの権利擁護は認定こども園としての使命・役割の基本であることから、法人・こども園の理念にもある子どもの権利擁護を具現化するためのマニュアル等を策定し、それに基づく教育・保育の標準化に向けた組織づくりと対応方法の周知・徹底が望まれる。

2.プライバシー保護に関する方針の策定・取組の強化が望まれる

こども園では性別規範に配慮を要する子どもに対しては個別で対応する等、子どもを尊重する教育・保育実践を心がけている。子どものプライバシー保護に関する基本方針については、権利擁護についての内容等を含め策定にとりかかっているが、今後は職員への周知とそれに基づいた教育・保育の実施が望まれる。また、方針内容は諸計画に示し、保護者へも周知する取組も望まれる。

第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント

今回二年ぶり二度目の第三者評価受審となりますが、前回よりも評価項目の内容を理解できるようになりました。まだまだa評価には届きませんが、これからもしっかりと勉強していきたいと思います。職員からは「共通項目が難しい」との話が出ていたので、まずは施設長から十分に内容を理解し解りやすく職員へおろせるようにしていきたいと思います。また、受けた助言を活かせるよう工夫を凝らしていきたいと思います。受審後のフィードバックについても丁寧にフォローアップしていただきありがとうございました。昨今ニュースで取り上げられている保育園での様々な出来事もありますが、自園を振り返りつつ、これからも襟を正して教育・保育の質の向上に取り組んでまいります。最後になりますが、6月から始まり約6ヶ月間お忙しい中、評価していただきありがとうございました。

第三者評価機関

一般社団法人 沖縄県社会福祉士会

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 生活福祉部 福祉政策課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
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