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6.意見交換(2)

宮城委員○宮城委員  今の話と関連ですけど。例えば、グリーン・ツーリズム、ブルー・ツーリズム、森林ツーリズムという形で置かれて、今まとめていこうというような状況であるけれども、おのおのの普及センター中心で、グリーン・ツーリズムはかなり活動も展開しているように思うんです。
 例えば、森林ツーリズムと、それからブルー・ツーリズムという中で、総体的にそこを自主的に実施していくメンバーというのはみんな変わってくると思うんです。これは県の中で総括して、ここにインストラクターを養成するのかどうかという、こういうものを、例えば、森林ツーリズムに申し込みしたけれども、申し込みしてきたものは関連して体験学習にブルーとグリーンと関連があるんだと。これとセットにしていこうとか、例えば山と海という形になってくると、ブルーのほうにどういった形でセットしていくかというふうな、この流れを総括的に判断できるような体制というのを、まず実際に体験していく、要するに現場で指導する皆さんがわかってなければいけないと思うんです。山のことは山だけでやればいいんじゃないかというふうな形になると、また元に戻ってしまうわけです。
 だから、そのへんの連携していける組織づくりというのも、まず欠かせない1つの事項だと思うんですけれども。そのへんの検討もぜひ構想の中ではいただきたいなと思います。
 いずれにしても、これはそことセットにしたほうが効果的だとか、この部分とセットにしたほうが効果的にいくんだというようなことが出てくると思うんです。そういうことで、そのへんも配慮してもらいたいなと思います。
○根間班長  それは地域によってもいろいろと違った部分が出てくると思いますけど。やはり、先ほどから申し上げたように、3つを一束にしようとしているわけだから、それと、我々も当初そのへんで論議したのは、地域という次元から考えるのであれば、森林も山も農もあるいはエコもありますよね。そういうものも別に、これはエコだから、これは森林だから、これはブルーだからというふうに分ける必要もないんじゃないのと。地域で取り組んで、いわゆる目的は、地域の活性化という大きな柱があるわけですから、そういう視点から物事を捉えて展開していこうなということで、これまで話し合いでそうしてきているわけです。そういう面で、まとめていければ、観光とのジョイントも非常にしやすいのではないのかなと。それで、観光の中でもこれブルーだからだめだよ、これエコだからいいとか何とか、こういうふうな選択ではなくて、まずは地域振興をどうするかという大きなテーマがあるわけですから、その中で束ねるものは束ねていく、そして場合によっては、特化すべきもの、分離したほうがいいよということであればまた分離していくという、こういうものの考え方で構想を組み立てていきたいなと。そういう考え方も持って今の構想もやったわけですけども、実はそのへん非常に簡単そうで難しいところがあるんですね。そのへん、もうちょっといろいろと現場の意見を聞きながら、どうすればいいかということでまとめていければなと。
 それと、基本構想の中には、ちょっと皆さんも整理していただきたいことは、大きなフレーム、要するに方向性というか、こうだよと、ですから小さいことで言ったらこれはちょっと語弊があるかもしれないけど、実際に現場での具体的な動きに関しては、次の組織もちょっと考えておりまして、その中で具体的に今のコーディネーターの仕方や、それとプログラムの作成、メニューの作成、いろいろとそういうものを今度はどうやっていくかということのご提言をしながら、沖縄独自の農林水産ツーリズムとは一体どういうものかということをしっかりやっていきたい。また、そうしないと、機能しないんじゃないかなと一面懸念される部分もあるわけですよね。そういう面では、今の構想は基本的に土台と方向性というものを、県があるいは各々の組織が何をどういう方向で果たせばいいかという基本的な事項だけを構想の中には盛り込みたい。後の具体的なものに関しては、次のものでまた具体的に組み立てていきたいなというふうに思います。
○崎山会長  根間さん、私たちは、次があるかどうかわからないですから、今なるたけ現場の声を聞きながら、問題点が出たら、それについては皆さんの声をなるたけ上げたいなと思っているんですよね。ですから、さっきグリーン・ツーリズムの八重山から口火を切っていただいて、宮古そして北部と同じお話を伺いましたので、神谷さんのところは白川ファームでいろいろとサクセスストーリーをいっぱい、本島内ということもあって描いていらっしゃいますけど、今の全体のお話ですけども、いかがですか、このコーディネーターの話、インストラクターのお話を含めて。
○神谷委員  そうですね、私もエスコーターコースのほうは受けてまいりましたけれども、やはり1人ですべてをやるんじゃなくて、農家でない方もそういう知識があったら、私たち現場のほうは楽になるかなという気もします。今現在は、研究会の一部で動いていますので、企画からすべて普及センターを中心にやってはいますけれども、これがそれぞれの分野に窓口があれば、現場の私たちが楽になって継続できるような組織づくりになって欲しいというのが今のところの希望です。今現在は、インストラクター、案内もしなければいけない、農場の管理もしないといけないし、受け入れの案内もしなければいけないし、すべてそうなんですよね。ですから、1回ごとにエネルギーを消耗していくような気がします。八重瀬町は合併しまして、今普及センターを中心に商工会と役所のほうで連携をとりながら、一生懸命普及センターが進めてもらって、多分今年いっぱいには形ができあがるかと思います。窓口のほう。そうすれば、普通の一般の農家も、生産農家やそういうものに少しは希望があるんですけれども、やはりすべてというのは、時々その会員の中に体験学習を受けに来て、「私にはこれは無理だ」というような、もうため息しかつかれないんですよね。私の現役中は、各市町村に受入態勢ができあがればと、一応目標にしていたんです。今まだ豊見城には出来上がっていませんし、何度も体験学習には来るんだけども、「これ、すべてよねえ」というものですから、それで後継者育成にも関わるし、こういうふうに地域活性化も、窓口が役所か商工会あたりでやってくだされば、相当な活性化ができるんじゃないかなと思います。以上です。
○崎山会長  山城さんは、どうですか。
山城(栄子)委員○山城(栄子)委員  私のほうは、中部農業改良普及センターが窓口でお世話していただいておりますけれども、私も農産物直売市をオープンしておりまして、金、土、日だけなんですけれども、この間グリーン・ツーリズムの一人として受け入れをいたしました。体験学習をいたしまして、そのときに役所とか関係団体に相当の案内を配りましたけれども、うるま市の役所から反応が全然ないんですね。どういうことだろうと、私は大変残念に思ったんですけれども、私は地元が石川なものですから、うるま市の役所の皆さんが動いてくださるかなと思ったんですけど、反応はございませんでした。ですから、もう少しこちらから叩いたときには反応してください。そういう態勢が欲しいなと大変残念に思いました。
 それから、私も自分で畑で無農薬の新鮮野菜をつくって、午前中に収穫したものを午後から販売するというふうにしてやっておりますけれども、これがもう少し宣伝が行き届いてくれたら、もう少し活性化するんじゃないかなと思って期待しておりますけれどもね。
○崎山会長  今、どこで販売は。
○山城(栄子)委員  私、地元石川の山城のバイパス沿いで、2年ほど前からやっておりますので、大変グリーン・ツーリズムに興味を持って、各体験を勉強しながらということで、関心を持って今副会長として仲村渠会長と一緒に頑張って勉強しているところでございますが、まだ2カ年ですので、そんなにまでは、ヒヤカサーウムサ(冷やかしでおもしろがって)に行って勉強させていただきまして、あれやこれやの体験を今、先日は私のほうで、ヒラヤ−チーの体験学習をしまして、12名〜13名ですけれども受け入れをいたしました。大変喜ばれました。これから徐々にそういう受け入れができて、案内を送ったときにそういう反応があると、なお活性化してくるんじゃないかなと。それを楽しみにまたこれからも活動で、紅芋体験とか、そら豆を収穫する体験とか、それから田いもの収穫体験とか、このような交流をだいぶ取り入れまして、我々なかばるグリーン・ツーリズムは年に4回ぐらい、毎回2グループぐらいずつ、イグサの体験とか、紅芋チップをつくる体験とか、そら豆を取ったらまた別なものとセットしていう感じでやっておりまして、結構活気づいてきつつはありますけど、もう少し役所のほうがヒレイテ(対応して)くださるような、そういうのがほしいなと思いました。
○崎山会長  それは、山城さんたちでしたら、元でしたら石川市だったら石川市で、地域の顔が大変見えやすかったんですけども、うるま市になって、結局そのイグサというと具志川ですよね、照間の。そういうふうな形で、地域が一緒になったけども、なかなか窓口みたいなものが。
○山城(栄子)委員  窓口は、普及センターさんにお世話になっておりますけれども、役所がもう少し反応していただけたらなと思いました。
○崎山会長  遠慮がちですが、役所の愛情が足りないんですよね、育ててくれる。
○山城(栄子)委員  そういったらなんか役所の皆さんに悪い。
○崎山会長  私が言ったんですから。
○山城(栄子)委員  ここのプッシュが足りなかったのかもしれませんし、反省材料です。これからの課題だと思っております。ですから、きょうはうんと勉強して帰りたいなと思っておりますので、よろしくご指導お願いいたします。
○崎山会長  5つの地域のお話がでましたけど。
根間班長○根間班長  私も、これは非常に課題として捉えておりまして、役割分担の中でも市町村ともっと連携をとっていこうと。先ほど、喜友名さんからもお話がありまして、非常に市町村によって温度差がありすぎると。そういうのもあるので、もっと市町村に、まずは窓口をつくることから始めないといかんかなと考えたりしておりますけれども。そういう、市町村との末端行政といったら語弊があるかも知れんけど、市町村のほうで頑張ってもらえば、非常に県との連携もとりやすいし、国との連携もとりやすいし、あるいは関係機関ともとりやすいし、関係者ともとりやすいというふうな状況が形成されていくのではないかなと考えております。
○崎山会長  でも、今皆さんのお話を伺いますと、やはり市町村の中でも特に各地域の、中部それから南部、北部、それから宮古、八重山もそうですけれども、農業改良普及センターの果たす役割はとても大きな気がするんですね。きょう、せっかくいらっしゃっていますので、改良普及センターの方々、どうですか。お話をちょっと、現状みたいなものをちょっとお話していただけませんか。急に振ってごめんなさいね。せっかくいらっしゃっているのに。
○福里(南部改良普及センター)  普及センターのほうでは、13年度から16年度にかけて、実践者養成講座というのを持ちまして、実践者の方が多数育ってきてですね、その方々を中心にして、各農業改良普及センターにグリーン・ツーリズム研究会というのができあがってまして、それぞれ特徴ある活動をしているんですけれども、南部のほうでは実践活動をということで「ふれあい南部のはるみち農業・農村体験」ということで実施しておりますけれども、でもその体験は、各それぞれで受け入れたりとか、あるいは会員の方でネットワークを組んで、コースを組んでという、これまで受け入れだったんですね。でも、先ほど会長からもお話があったように、やはり自分たちは、それで自分たちの所得を向上させていくという目的もあるんだけど、それをやりながらやはり地域のよさだとかを、都市から来た方に知ってもらって、農村の地域活性化につなげたいということで、やはりそれには自分たちの会員と、地域の方々のネットワークを組んだ、コースを組んでいきたいということで、その「南部のはるみち」に、漁協とか漁家と連携を組んだりということで、コースを組んで今やり始めているんですね。あと、先ほど会長からもありましたように、やはり窓口を設置して、そこで自分たちの活動をピーアールしたりだとか、受け入れする機関が必要だということで、それで今関係機関も含めて、勉強会を持っている途中なんですよ。ですから、今八重瀬町と糸満市のほうがすごく南部のほうで関心が高いので、まずそちらの市町村からということで、今この話し合いを始めていこうって向かっている最中ですね。
○崎山会長  走って向かってください。きょうの委員会を通して。
 後、どうですか、北部でしたかね。


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