沖縄県福祉サービス第三者評価事業評価結果 かぐらこども園

ページ番号1006905  更新日 2024年1月11日

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基本情報

  1. 事業所名:かぐらこども園
  2. 経営主体:社会福祉法人わかめ福祉会
  3. 所在地:沖縄県那覇市宇栄原3-15-46

第三者評価結果の概要

総評

特に評価の高い点

1.子どもが心地よく過ごすことのできる教育・保育環境を整備している。

「木の香りのする園舎」「子どもにこそ本物を」との考えから、なるべく合板は使用せず、擁壁は杉、床はひのきを使用している。子ども達は、木のぬくもりや香り、感触を五感で感じ、裸足で過ごしている。廊下には木のベンチが置かれ、迎えに来た保護者が子どもと一緒に過ごせるよう配置されている。玄関にも子どもが座って靴が履けるようにベンチが置かれ、園内は清潔で整理された環境となっており、子どもが心地よく過ごせるよう整備されている。

2.人材育成・職員研修が充実している。

こども園では、積極的に人材育成に取り組み、園内研修を充実させている。園内研修では、最初に新人職員に対して書類の書き方、保護者への対応、先輩との関わり方、健康管理方法等の内容で保育技術の向上を目的として実施されている。又、毎月2人の外部講師を招聘し、園長、主幹、リーダー、新人層への階層別研修を実施。研修内容については研修委員会で計画を練っている。
法人の事業計画の拡充によって現在9箇所のこども園を運営していることもあり、年3回法人で合同研修会を開催、基本的に全員参加で外部講師や理事長の研修、各園からの実践発表などを行いグループワークで内容を深める取り組みも行っている。研修の結果については保護者にも報告されており、保護者からの信頼も厚い。

3.マニュアル集が理解しやすく実用的に利用できるよう工夫されている。

こども園ではマニュアル集を若い職員が中心になり独自に制作。担当した職員を中心に勉強会を行っている。マニュアル集は理解しやすく、写真を掲載するなど実用的に利用できるよう工夫がなされている。保育教諭の目線で内容や、子どもに寄り添う姿など写真で見える化を図り、職員間での意見の積み重ねが感じられ、望まれる保育教諭への法人の取り組みが伺える。

改善を求められる点

1.3歳未満児(1・2歳)が自らやってみたい探索活動を十分に行えるような環境の工夫が期待される。

こども園では、子どもの一人ひとりの発達に配慮した個別指導計画を月ごとに作成し、子どもが安心して楽しく遊べるように取り組んでいる。子どもへの関わり方などの保育内容を個別に記録し、評価・反省を行い翌月の教育・保育に繋げている。
3才未満児(1・2歳)は発達に個人差が大きい時期であることを踏まえ、集団リズムの他に子どもが自らやってみたい探索活動を十分に行えるような環境の工夫が期待される。

第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント

今回で2回目の第三者評価受審となります。改めて運営にかかわる様々な点や各種マニュアルの整備、運営のPDCAサイクルが機能しているか等、組織においての振り返りを致しました。園児の安心・安全の確保、そして、望ましい教育・保育の支援を継続するために引き続き、良き人材の育成、人材定着に更なる努力をしていきたいと思います。また、改善が必要な項目については、職員全体で問題意識を共有しながらそれらに取り組み、地域に愛される園を目指し、子ども達の教育・保育の質の向上につなげていけるよう努めてまいります。

評価結果の詳細

第三者評価機関

一般社団法人 沖縄県社会福祉士会

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 生活福祉部 福祉政策課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
電話:098-866-2164 ファクス:098-866-2569
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