将来像3 希望と活力にあふれる豊かな島
基本的課題(将来像を実現するために解決しなければならないこと)
21世紀の「万国津梁」の実現

地域に根ざした産業の振興

沖縄を索引する新しい産業の育成

環境、健康、高度医療分野など次世代産業を創出するにはどうすればいいの?
雇用の創出と人材の確保

離島力の発揮

基地返還跡地の活用

資金の確保


基本的課題(将来像を実現するために解決しなければならないこと)
21世紀の「万国津梁」形成

- 日本本土とアジア・太平洋地域、欧米州等との交流を促進します。情報通信基盤、空港・港湾の整備や機能拡充を進めて、国内・国際交通ネットワークの新しい展開とコスト低減を図ります。
- アジアの経済発展の恩恵を受け、かつアジアの発展に寄与できる「アジア・ゲートウェイ」を実現します。
持続的発展の基礎となる地域産業の振興

- 農林水産業では、おきなわブランドを確立し、食品加工、流通・販売、観光等が連携・融合した新たな付加価値の創出を図ります。
- 地域や島々に根ざしている農林水産業や製造業、医療・福祉・介護など地域産業を支え、振興に取り組みます。
- 優位性のある地域資源を活用した地域密着型産業の育成・支援を図ります。
沖縄新・リーディング産業育成
- 環境収容力を配慮しながら、世界水準の「目的地型リゾート」をつくっていきます。
- 情報サービス、ソフトウェア開発、コンテンツ制作など情報通信産業の高度化・多様化を進めます。
- 沖縄科学技術大学院大学等を中心とした「知的クラスター」を形成し、ライフサイエンス、医療・健康分野の技術革新や新産業の創出を図ります。
- 那覇空港や那覇港の国際物流拠点を形成し、国際競争力のある機能強化によって新たな臨空・臨港型産業の集積を図ります。
- 本土を含むアジア地域の消費者ニーズや気候変動など様々な環境変化に対応できるフロンティア型の農林水産業を振興します。
- 再生可能エネルギー等の環境関連産業を、沖縄の基幹産業の一つとして振興します。
- 海洋資源の開発・利用を促進し、海洋産業を振興します。
雇用対策と多様な人材確保
- 働きたい人が働きたい職につける雇用の場の確保、就業支援、多様な生き方が選択・実現できる職場環境を整備し、「雇用セーフティネット」を確立します。
- 若者、高齢者、女性等の就業を促進し、将来的に不足する労働者については積極的に県外労働力(外国人含む)の確保・育成を推進します。
- 国内外から「頭脳人材」(超一流の研究者・科学者、専門家等)を受け入れるための環境を整備します。
海洋島しょ圏を支える離島力発揮
- 条件不利性やシマチャビ(離島苦)等の実情を踏まえながら、交流人口の増大、地域産業の振興、雇用の場の創出を図り、「自立ネットワーク型」の離島振興モデルをつくります。
- 排他的経済水域の確保や豊富な海洋資源の存在など国益を担う地域として、価値を再確認し、「離島力」を高める取り組みを促進します。
大規模な基地返還跡地の活用

- 都市再生の視点から跡地利用を推進し、人と自然が調和する生活空間を回復します。
- 基地返還跡地の有効利用と県土構造の再編を「自立経済構築」の大きな柱として取り組みます。
- 返還跡地の整備では、連携と協働による広域的な構想・計画を立案し、新しい跡地整備の仕組みや法制度等を創設します。
政策金融の活用
- 地域産業の振興や新たな産業分野の創出、離島振興、基地返還跡地の開発など、多額の資金需要に対応するため、総合政策金融機関としての沖縄振興開発金融公庫を積極的に活用します。