令和6年4月16日　沖縄県立農業大学校開校式　知事挨拶

　はいさい、ぐすーよう、ちゅーうがなびら。
　沖縄県立農業大学校の新校舎の開校にあたり御挨拶申し上げます。
　沖縄県立農業大学校は、昭和50年に沖縄県立農業研修センターとして開設され、昭和54年に沖縄県立農業大学校へ移行し、これまで1,600名以上の卒業生を輩出してきました。
　約半世紀に渡り実践的な農業教育施設として卒業生はもとより、農業関係者の交流拠点としても親しまれてきましたが、この度名護市大北から、ここ宜野座村松田へ移転し、開校する運びとなりました。
　これまで新校舎の移転・整備に御尽力いただきました宜野座村をはじめ関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
　この度、完成しました新校舎は、学生寮や実習用ハウス等全ての施設を新築したほか、牧草採草地や農業機械運転練習場等の付属施設も完備いたしました。
　今後は、持続可能な農業生産技術や先進的な生産環境管理技術の学習など、時代に即した新たなカリキュラムを導入し、次代を担う農業者の育成機関に相応しい教育を実践します。
　沖縄県としましては、新・沖縄21世紀ビジョン基本計画において、担い手の経営力強化を重要施策として掲げ、経営感覚に優れた担い手の育成と競争力のある経営基盤の強化を図ることとしております。
　沖縄県立農業大学校を拠点に関係機関と連携し、次代の担い手の育成に、より一層取り組んでまいりますので、引き続き皆様の御支援、御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げ、主催者挨拶といたします。
　いっぺー、にふぇー、でーびる。

　沖縄県知事　玉城デニー