「陸域における自然環境の保全に関する指針」の概要
目 次
  1.1 沖縄島の自然環境
  1.1.1 沖縄島における特定植物群落
  1.1.2 沖縄島における特異な地形・地質
  1.1.3 沖縄島における文化財の状況
  1.1.4 貴重な動物種の分布
  1.2 各々の地域における「すぐれた自然」の概況
3.指針の概略 現在のページ

3.指針の概略

 「陸域における自然環境の保全に関する指針」の概略は図3−1及び表3−1に示すとおりである。
 沖縄島全域で、
  評価ランク I (自然環境の厳正な保護を図る区域)は7区域
  評価ランクII (自然環境の保護・保全を図る区域)は64区域
  評価ランクIII (自然環境の保全を図る区域)は133区域
  評価ランクIV(身近な自然環境の保全を図る区域)は79区域
  評価ランクV (緑地環境の創造を図る区域)は18区域
 である。


 各々の地域の概要は、以下に記す通りである。  
     
 (1)評価ランク I (自然環境の厳正な保護を図る区域)
 

 北部地域に多く、辺戸御嶽、山原の森林地域、嘉津宇岳・八重岳周辺部がこれに相当する。中南部地域では、真栄田岬がこれに相当する。

 (2)評価ランクII (自然環境の保護・保全を図る区域)
 

 北部地域に多く、辺戸岬、山原の森林地帯、大井川河口部、山里の古期石灰岩地帯、宮城島周辺、羽地内海沿岸部、塩川原等がこれに相当する。中南部地域では、嘉手納弾薬庫地区、喜屋武岬等がこれに相当する。

 (3)評価ランクIII (自然環境の保全を図る区域)
 

 北部地域の市街地・農用地などに広く分布し、中部地域では中城公園、農用地などに分布するが、南部地域では玉城、喜屋武岬などの限られた区域に分布している。

 (4)評価ランクIV (身近な自然環境の保全を図る区域)
 

 北部地域では少なく、大崎原、名護市街地等がこれに相当する。中南部地域では、市街地、農用地などに広く分布する。

  (5)評価ランクV (緑地環境の創造を図る区域)
 

 北部地域では見られず、中南部地域の飛行場や埋立地がこれに相当する。



自然環境の保全に関する指針 沖縄島編 社会環境の状況(陸域) 自然環境の状況(沿岸域)