真栄里ダム
真栄里ダムの概要
真栄里ダムは、沖縄県で一番高い於茂登岳(おもとだけ・525.8メートル)を源とする二級河川、宮良川の上流に建設された多目的ダムです。
河口にマングローブが密生する宮良川は、古くから石垣市民に親しまれてきた河川ですが、疎通能力が著しく低いことにくわえ、出水時の洪水氾濫では多大な被害をおよぼしてきたため、抜本的な治水事業の必要がありました。
また、宮良川は、石垣島における農業用水および都市用水の最大の水源となっているものの、渇水時にはしばしば水飢きんにさらされてきたため、かんがい排水事業による農業振興とともに、都市用水の安定供給を図ることが必要でした。
真栄里ダムは、建設大臣が県知事の申請に基づき直轄工事として告示しました(昭和50年9月12日付け建設省告示127号)が、農林水産省においても本土復帰当時より国営かんがい排水事業(利水ダム)として計画があり、調整の結果、共同事業として実施することが決定されました。
同ダムは、昭和47年度から調査が開始され、総事業費45億6千万円を投じて昭和59年度に完成しました。
計画高水流量配分図
貯水池容量配分図
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