塩屋前川砂防事業:大宜味村
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1.概要

 塩屋前川は、沖縄本島北部の大宜味村に位置する渓流である。流域内の渓流付近では、千枚岩が多数に見られ、所々土砂崩壊があり特に下流部から中流部にかけて、急傾斜でその現象が顕著である。また、中流部付近においては、急勾配な渓床に大量の土砂が堆積しており、豪雨時には下流へ移動し、土砂流となりうる危険性がある。土砂流は谷出口から集落までの距離がほとんどないため、集落に到達する危険性が非常に高い。現に、過去シャーロット台風(昭和34年)時には、土砂流が発生し民家に被害が出た経緯がある。
 このような状況のなか土砂流が発生した場合、下流の民家、国道58号線等に被害を及ぼすことは明らかであることから、砂防ダムの整備を推進している。
  2.事業内容
整備箇所:大宜味村字津波地内
整備内容:砂防ダム
総事業費:1.9億円
事業期間:平成12年度〜平成16年度


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