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更新日:2023年5月30日
2022年7月に日本国内において第一例目となるサル痘の感染例が確認された以降、複数の感染例が報告されています。患者に海外渡航歴がなく、海外渡航歴のある者との接触歴が確認できない事例も報告されており、国内での感染拡大が懸念されます。
・サル痘はウイルスに感染することで引き起こされる病気です。
・発疹、発熱、頭痛、リンパ節腫脹、筋肉痛などのサル痘を疑う症状が見られた場合は 最寄りの医療機関に相談してください。
・医療機関を受診する際は、マスクの着用や発疹部位をガーゼなどでおおう等の対策をしたうえで受診してください。
・受診の際は、自家用車など他人との接触をなるべく避けられる交通手段を用いるようお願いします。やむを得ず公共交通機関を利用する場合は、マスクの着用や発疹部位をガーゼなどでおおう等の対策をしてください。また、比較的空いている時間帯やスペースを選ぶなど、他人との接触を避けるよう行動しましょう。
【サル痘(MPOX)と診断された方や感染が疑われる方へ】
・あなたが接触者へ知らせるときに困ったら(外部サイトへリンク)
・サル痘にかかった人は、特に顔、口、手足、肛門、性器、臀部(尻)に発疹が出ることがあります。発疹は痛みやかゆみを伴うことがあります。
・発疹は水ぶくれ(水疱)状になり、最後にはかさぶた(痂皮)になってはがれ落ちます。発症から2~4週間で治癒します。(写真1)。
*写真1の和訳
a) 初期の小胞、b)小膿疱、c)窪みのある膿疱、d)潰瘍、e) 痂皮、f)部分的に剥離した痂皮
写真1:サル痘でみられる皮疹 (UK Health Security Agency, 14. May. 2022)
・その他、発熱、寒気、リンパ節の腫れ、疲労感、筋肉痛や背中の痛み、頭痛、呼吸器症状(例:のどの痛み、鼻づまり、咳)の症状がみられることがあります。
・一般的には発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0-5⽇程度持続し、発熱1-3⽇後に発疹が出現します。
*発疹が先行して、その後に他の症状が出る人もいます。また、発疹だけを症状とする人もいます。
主に性的接触含む患者の病変・体液・血液との接触で感染します。また、患者との接近した対面での飛沫への長時間の曝露で感染することもあります。頻度は高くないですが、患者が使用した寝具等との接触や、感染動物の接触などで感染した例も知られています。
・天然痘ワクチンによって約85%発症予防効果があるとされています。
・流行地では感染者や感染が疑われる人との性的な接触を避ける、飛沫・体液等を避ける、手指衛生を行うなど、感染予防対策を心がけることが大切です。
世界でのサル痘発生状況(厚生労働省ホームページ):
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