与那国島でナスミバエが根絶されました!

ページ番号1010569  更新日 2024年1月11日

印刷大きな文字で印刷

ナスミバエ成虫(雄)
昭和59年6月、与那国島において、初めてナスミバエの寄生果実が発見されてから、数回再発見があり、平成16年には島内全域に定着していることが確認されました。

このため、平成16年から平成18年にかけて薬剤散布と寄主植物除去による密度抑圧防除を実施。平成19年から不妊虫放飼による根絶防除を実施しています。

防除効果確認のため、トラップ調査や寄主植物調査を実施してきましたが、平成21年4月以降発生が認められませんでした。

県は平成21年4月から平成22年12月の調査の結果、ナスミバエの発生がなかったことを国に報告。農林水産省は、駆除が十分に行われたことを確認するため、平成23年4月18日から6月24日の期間で駆除確認調査を実施しました。

この調査で、与那国島の264地点からナスミバエの寄主植物170,863個を採取した結果、ナスミバエの寄生は確認されませんでした。

この調査結果について、農林水産省は専門家に意見を聞いたところ、根絶の達成に異論はない旨の見解を得たため、平成23年8月19日、与那国島のナスミバエが根絶が確認されたことを発表しました。

与那国島では、トマト・シマトウガラシなどの生果実を島外に持ち出さないよう協力していただいていましたが、当該地域のナスミバエが根絶したことにより、この自主規制が解除されますので、今後の農業振興が期待されます。

参照リンク

このページに関するお問い合わせ

沖縄県 農林水産部 八重山農林水産振興センター
〒907-0002 沖縄県石垣市真栄里438-1 八重山合同庁舎4階
電話:0980-82-3043 ファクス:0980-82-3141
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。