ビジョン解説ページ

ページ番号1036999  更新日 2025年11月11日

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次世代交通ビジョンおきなわ(仮称)について

次世代交通ビジョンおきなわ(仮称)について

次世代交通ビジョンおきなわ(仮称)とは

 「次世代交通ビジョンおきなわ(仮称)」とは、県内の交通渋滞や公共交通の不便さといった課題を解決し、県民の誰もが快適に移動でき、日々の生活を安心して過ごすことのできる沖縄を目指す取り組みです。
 具体的には、自家用車への過度な依存の脱却、県民生活の質の向上、地域経済の活性化、カーボンニュートラル、世界から選ばれる持続可能な観光地の実現など、沖縄県の戦後100年にあたる2045年を見据えた新しい交通のあり方、将来像を描く構想の策定を目指します。
 

沖縄が抱える交通課題とは

 沖縄では、都市の急速な拡大と人口の集中が進む一方で、少子高齢化や移動コストの家計負担や教育機会への影響といった社会的な課題も深刻化しています。こうした中、交通渋滞や公共交通の不便さが、日々の暮らしや地域の未来に影響を及ぼし始めています。
 沖縄県内をめぐる主な交通課題と抱える社会課題には、次のようなものが挙げられます。

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1.本島中南部都市圏の交通渋滞による不便さ
 •那覇市の平日朝夕旅行速度は全国ワースト
 (全国30.8km/hに対し、那覇市10.5キロメートル/h)
 •交通渋滞による損失が、給与換算で年間約1,455億円
 (令和5年沖縄総合事務局)
2.沖縄県が抱える様々な社会課題の深刻化
 【都市構造上の課題】
 •高密度な都市構造、急拡大する都市圏
 【社会構造上の課題】
 •少子高齢化・人口減少化社会の到来、貧困問題
 【近年の変化】
 •観光客数の大幅な増加、大規模開発予定地の発生
 •社会資本の整備時におけるメンテナンスミニマムの概念の導入
3.公共交通の課題
 •公共交通利用者数の減少
 •割高な交通コスト
 •運転手不足等に起因するサービスレベルの低下(運航休止や減便など)
 •公共交通空白地域の発生
4.自然環境への影響
 •自動車由来のCO2排出量増加
 •2050年カーボンニュートラル

ビジョンで検討する内容とは

 沖縄県では、沖縄のありたい姿を描く「沖縄21世紀ビジョン」と整合を図りながら、沖縄県内の様々な社会課題を考慮した次世代交通ビジョンおきなわを策定します。
 県民の皆さんとともに、将来に向けた新しい交通のあり方を考えましょう。
 

ビジョン検討の進め方とポイント

 本ビジョンの策定にあたっては、おきなわSDGsや沖縄21世紀ビジョンと同様のバックキャスティングの手法を取り入れて、関連する政策分野との整合性の確認、PI手法を活用して段階的に論点整理を進めながら、県民の皆さまとの対話を通じて取り組んでまいります。

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 企画部 交通政策課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟7階(北側)
電話:098-866-2045 ファクス:098-866-2448
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。