沖縄県認知症希望大使
沖縄県では、認知症の人が生きがいや希望を持って暮らすことができるように、認知症の人が自らの経験等を共有することができる機会の確保、認知症の人の社会参加の機会の確保に必要な施策として、「沖縄県認知症希望大使」を創設しました。
大使の要件や活動内容等は「沖縄県認知症希望大使設置要綱」をご参照ください。
沖縄県認知症希望大使のご紹介
令和5年9月14日に沖縄県認知症県民フォーラムを開催し、3名の方を沖縄県認知症希望大使として委嘱しました。また、令和7年9月15日に沖縄県認知症普及啓発イベントを開催し、1名の方を新たに委嘱しました。
上の写真は令和5年9月14日に沖縄県知事から沖縄県認知症希望大使の委嘱状を交付された左2番目から新里勝則さん、喜屋武直子さん、大城勝史さん
(喜屋武直子さんは令和7年9月13日に2年の任期を満了しご退任されました。)
下の写真は令和7年9月15日に沖縄県保健医療介護部長から委嘱状を交付された宮城丈二さん(写真右側)
新里勝則さん(うるま市在住 66歳)
プロフィール
56歳のとき、認知症の診断を受ける。認知症カフェへの参加やアルツハイマーデーでの基調講演など活動を行っている。
伝えたいこと・活動したいこと
- 認知症という病名ではなく、一人の人として接してほしい。
- 認知症になったからといって、悪いことをしているわけではないから、普通に本人の好きなように暮らさせてほしい。
- 認知症になってもできることはたくさんあります。認知症になったら何もできないという偏見をなくしたい。
- たくさんの認知症の人と交流したい。
宮城丈二さん(浦添市在住 59歳)
プロフィール
令和3年企業に勤務していた頃に認知症の診断を受ける。現在は就労継続支援事業所A型へ通所中。当事者として若年性認知症カフェへの参加もしていて、トランペット演奏を披露したり、カラーコーディネーター資格を活かしてミニ講座の講師を担うなどの活動をしている。
伝えたいこと・活動したいこと
- 認知症の症状により出来ないこともありますが、出来る事を続ければ明日の糧になります(継続は力なり)。
- 人生100年時代と言われています。認知症になっても出来ることは沢山あります。当事者の活動の居場所を拡げたいです。
- 若年性認知症の就労:企業の受入れ理解不足の解消を目指したいです。
- 社会参加(活動場所へ行きたくなる様な提案):当事者の趣味等やりたい事のイベント開催など。
大城勝史さん(豊見城市在住 50歳)
プロフィール
40歳のとき、認知症の診断を受ける。県内では初めて若年性認知症を公表し、講演活動を行っていた。現在も仕事を続けている。
伝えたいこと・活動したいこと
- 認知症になると、何もかもできなくなるわではありません。各々、できることがたくさんあります。周囲の人の力を借りてできることもたくさんあります。私が働き続けているのもその1つです。
- 私の経験、見える世界、想いを話す活動がしたいです。
※年齢はいずれも令和7年9月15日時点のものになります。
沖縄県認知症希望大使の活動
沖縄県認知症希望大使は、沖縄県が実施する認知症普及啓発イベントへの参加や研修会の講師等が主な活動となりますが、各市町村等において大使にご参加いただきたいイベント等がありましたら、以下の様式にて報告をお願いします。
なお、大使の活動にあたっては、大使本人の意向を尊重し、体調にあわせて行うこととしておりますので、依頼内容に添えない場合があります。あらかじめご了承ください。
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このページに関するお問い合わせ
沖縄県 保健医療介護部 地域包括ケア推進課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2行政棟3階(南側)
電話:098-894-2152 ファクス:098-862-6325
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