台風による被害
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 年間平均27個が発生する台風のうち、沖縄県には平均7.6個が接近します。最も多い月は8月です。
 戦後、沖縄地方を襲った台風で最大のものは、1966(昭和41)年946日にかけて宮古島を襲った第2宮古島台風です。最大瞬間風速85.3メートルで気象庁観測史上最大を記録しました。
 また、1999(平成11)年に発生した台風18号は、土砂災害および河川の浸水など、沖縄県内に大きな被害をもたらしました。
 さらに、2001(平成13)年に発生した台風16号は、沖縄本島を2度横断した30時間もの間、県内を迷走しながら道路の陥没や地すべり、浸水など大きな災害のツメ跡を残しました。

 

 


伊計−平良川線(県道10号線)

 

 沖縄の災害の原因のほとんどは台風による暴風で、台風と県民の暮らしは密接につながっているといえます。来ると大変だが来なければ水不足を招く台風は、沖縄にとってなじみの深い恒例行事のようなものですが、決して侮らず、上手につきあわなければならない存在だといえます。
 参考;「琉球気象百年史」1994年・琉球新報


●沖縄県に接近した台風の累計(1951年〜2008年)

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

全年

発生数

25

13

22

44

62

99

224

327

283

222

145

71

1537

沖縄県

-

-

-

5

21

36

88

127

96

42

27

2

427

 

那 覇

-

-

-

4

9

20

40

62

50

23

13

-

218

名 護

-

-

-

4

9

19

38

60

51

22

10

-

210

久米島

-

-

-

3

8

20

43

62

44

22

12

-

212

宮 古

-

-

-

2

11

20

42

61

51

23

12

-

219

石 垣

-

-

-

3

12

25

51

70

56

20

11

1

242

西 表

-

-

-

3

9

24

48

65

55

18

11

1

228

与那国

-

-

-

3

7

21

44

61

52

15

11

1

210

南大東

-

-

-

2

15

15

32

60

50

29

19

1

215

 

資料:沖縄気象台ホームページ「統計資料」より

 

1

接近とは、沖縄県及び各島から300km以内を通過することをいう。

2

月末から翌月にまたがって接近する場合は、両方の月に加算しているため、月の接近数の合計と年の接近数が違うことがある。


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