麻しん(はしか)、風しんにご注意ください!

ページ番号1028275  更新日 2024年3月27日

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国内で麻しん患者の発生事例が複数確認されています。麻しんは感染力がきわめて強く、多くの人に感染します。麻しんを疑う症状が現れた場合には、事前に医療機関に連絡してから、公共交通機関の利用を避けて受診してください。

麻しん(はしか)とは?

麻しんの症状、予防方法など

  • 麻しん(はしか)は、麻しんウイルスの感染によって引き起こされる感染症です。
  • 感染力が極めて強く、麻しんウイルスに対する免疫がない方が感染した場合、ほぼ100%の方が発病するといわれています。
  • 主な感染経路としては、空気感染、飛沫感染、接触感染です。

主な症状

  • 感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪の様な症状が現れます。
  • 目やにが出たり、目が充血することもあります。
  • 2日~3日ほど高熱が続いたあと、一旦下がり、再度発熱し、ほぼ同時に発疹が出現します。
  • 発疹は顔から全身へ広がり、数日で消えていきます。

合併症

  • 重症になると、肺炎や脳炎、中耳炎を引き起こすことがあります。
  • まれに亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。

 

予防方法

  • 空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。
  • 唯一有効な予防方法はワクチン接種をして免疫を予め獲得しておくことです。

風しんとは?

風しんの症状、予防方法など

  • 風しんは風しんウイルスの感染によって引き起こされる感染症です。
  • 感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。

主な症状

  • 感染すると約2~3週間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
  • 大人がかかると、発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。

合併症

  • まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が発生します。
  • 風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、胎児にも感染してしまい、先天性の心疾患や白内障、聴力障害、発育発達遅滞などの障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生する可能性があります。

予防方法

  • 唯一有効な予防方法はワクチン接種をして免疫を予め獲得しておくことです。

風しんの追加的対策(昭和37年度~昭和53年度生まれの男性の方へ)

  • 昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性は、過去に公的な予防接種を受ける機会がなく、風しんに対する抗体が十分でない可能性があります。
  • この世代の方を対象に、原則無料で風疹の抗体検査と予防接種を補助する事業があります。
  • あなた自身、そして未来の子どもたちを守るために抗体検査、予防接種を受けましょう。
  • 詳細は下記のリンク先からご確認ください。

沖縄県風しん抗体検査補助事業

  • 沖縄県では、妊娠を希望する女性とその配偶者及び同居人に対して、「風しん抗体検査」の費用を一部助成する事業を行っております。
  • 助成の対象や内容、問い合わせについての詳細は下記のリンク先からご確認ください。

麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)を受けましょう!

ワクチンを接種することで予防可能です。

  • 麻しん(はしか)、風しんは2回のワクチンを接種することによって予防できる感染症です。
  • ワクチンを接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。

お子さん

  • 定期予防接種の接種時期は「1歳~2歳の間に1回」「就学前の1年間(5歳~7歳未満)に1回」の計2回です。
  • 日本小児科学会は、2回の定期接種を完了していない方に対しても、ワクチン接種(任意接種)を推奨しています。
大人の方
  • 今までにはしかにかかったことのない方は、予防接種記録をご確認いただくか、医療機関での抗体価検査をご検討ください。
  • 特に、妊娠中に感染すると重症化するリスクがあり、また流産や早産を起こす可能性もあります。
  • パートナーやご家族で、ワクチン接種歴のない方や抗体価が不十分な方はワクチン接種を行い、妊婦さんや赤ちゃんを家庭内感染から守りましょう。
  • また、海外へ渡航予定の方も今一度ご自身の接種状況を確認してください。

 

このページに関するお問い合わせ

沖縄県 保健医療介護部 宮古保健所
〒906-0007 沖縄県宮古島市平良字東仲宗根476
電話:0980-72-2420 ファクス:0980-72-8446
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