レジオネラ症(宮古保健所)

ページ番号1023144  更新日 2024年3月13日

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レジオネラ症は、レジオネラ属菌による細菌感染症です。この菌は、自然界(河川、湖水、温泉、土壌など)に生息しています。高齢者や乳幼児、他の病気にかかり免疫力が低下している人は発病のリスクが高いため、注意が必要です。

症状・潜伏期間

主な病型に、重症のレジオネラ肺炎と軽症のポンティアック熱があります。

レジオネラ肺炎の症状

  • 全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛、咳、38℃以上の高熱、寒気、胸痛、呼吸困難などがみられます。意識障害や手足が震えるなどの中枢神経系の症状や下痢がみられるのも特徴といわれています。
  • 適切な治療がなされなかった場合、急速に症状が進行することがあり、命にかかわることもあります。
  • 潜伏期間は、2~10日です。

ポンティアック熱の症状

  • 突然の発熱、悪寒、筋肉痛などの症状がみられますが、一過性で治癒します。
  • 潜伏期間は、1~2日です。

感染経路

主にレジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(細かい霧やしぶき)の吸入などによって感染します。代表的なエアロゾル感染には、冷却塔水や加湿器、循環式浴槽などがあります。また、レジオネラ属菌に汚染された腐葉土の粉じんを吸い込んだことが原因と推定される感染事例も報告されています。

人から人へ感染した事例は報告されていません。

感染対策

レジオネラ属菌は、入浴施設など水を使用する設備に付着する生物膜(ぬめり)に生息するアメーバなどに寄生し、20~45℃で増殖します。浴槽内などに汚れやぬめりが生じないよう定期的に洗浄をしましょう。

また、エアロゾルの発生する高圧洗浄、粉じんの発生する腐葉土の取り扱いなどにはマスクを着用して感染を予防しましょう。

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 保健医療介護部 宮古保健所
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電話:0980-72-2420 ファクス:0980-72-8446
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