Q&A(健康推進班)
歯科保健について
Q フッ化物応用はいつ始めて、いつまで続ければよいでしょうか?
A 全年齢通じて応用することが理想です。
フッ化物のむし歯予防効果は、生えてまもない歯にもっとも大きく表れるので、乳歯萌出後生後6ヶ月永久歯が完全萌出する15歳ごろまで続けると歯質を強化する効果が期待できます。
また成人の根面むし歯にも予防効果があります。したがって、フッ化物応用は一生続けることが望ましいでしょう。
Q 家庭でフッ化物によるむし歯予防を行うにはどうすればよいでしょうか?
A フッ化物入り歯磨き剤を使う方法と、フッ化物の入り洗口液でうがいをする方法があります。
乳幼児で歯磨き剤やうがいができない場合にも、低濃度のフッ化物溶液で歯を磨いたり、歯に吹きかけるタイプのフッ化物スプレーを利用方法があります。
Q フッ化物の応用の方法によりむし歯予防の効果が異なりますか?
A フッ化物の種類や使い方によって、むし歯予防効果は違います。早く始めて長く続けるほど、大きな効果が期待できます。
Q フッ化物応用をいくつか併用してもかまわないでしょうか?
A 日本で現在認められているフッ化物応用はすべて併用してもかまいません。
フッ化物洗口は、それだけを低年齢から長期間継続して実施することで高いむし歯予防効果が得られますが、フッ化物歯面塗布やフッ化物入り歯磨き剤など、他のフッ化物と併用することによって、さらに効果を増大させることができます。
併用しても、フッ化物摂取量が過剰になる心配はなく、安全性に問題ありません。
Q フッ化物は初期のむし歯を治す効果があると聞きましたが、本当ですか?
A 歯の表面がわずかに脱灰して白濁した状態の初期むし歯であれば、唾液などの働きによる再石灰化により回復が可能です。
フッ化物は、この再石灰化を促進する、すなわち初期のむし歯を治すことを助けてくれる効果があります。
Q フッ化入りの歯磨き剤で歯磨きをした後、すぐうがいをしてもフッ化物の予防効果はあるのでしょうか?
A 歯磨き後のうがいは、歯の表面に付着したフッ化物が流失しすぎなようにするため、1~2回程度にとどめたほうがよいでしょう。
Q フッ化物洗口やフッ化物歯磨き剤を毎日使っていると、斑状歯(歯のフッ素症)になりませんか?
A フッ化物洗口や歯磨き剤などのように、フッ化物を局所的に応用する方法では、歯のフッ素症になることはありません。
フッ化物による歯の白濁(斑状模様)は、正式には歯のフッ素症とよばれ、歯が顎の中でつくられている時期に、フッ化物を過量に含んだ水を長期にわたって飲み続けた場合にできることがあります。
なお、歯の白濁模様はフッ化物以外の原因でも生じます。これらと間違えることも多いようです。
Q フッ化物洗口のとき、液を飲み込んでしまっても大丈夫ですか?
A フッ化物洗口液は、1回分の全量を飲み込んでも安全な量に処方されているので大丈夫です。
仮に、フッ化物濃度900ppmの洗口液(1週回法に使う濃度)10mlを誤って飲み込んだとすると、9mgのフッ化物を体内に摂取したことになります。
軽度な中毒による不快症状が発現するフッ化物量は体重1kgあたり2mgとされているので、体重15kgの子どもの急性中毒は30mgとなり、1回分の量を誤って飲み込んでも問題はありません。
結核について
Q 結核ってどんな病気?
A 結核という病気は結核菌よって主に肺に病巣を作る感染症です。
結核の約9割が肺結核、残りの1割が肺外結核です。
Q 結核になったときの症状は?
A 結核の主な症状としては長引く咳、微熱、痰の喀出、胸痛などがあります。
Q どうやって感染するの?
A 患者の咳やくしゃみによって空気中に飛散した結核菌を吸入し、これが肺の末端にある肺胞で定着することで感染します。
これを飛沫核感染(空気感染)といいます。
Q 感染したら必ず発病するの?
A 感染しても発病するのは約10~20%の人で、感染したからといって発病するとは限りません。
その時の健康状態が発病には関係しているようです。
Q どんな人が発病しやすいの?
A 糖尿病、HIV感染者、人工透析を受けている方、胃切除や空腸回腸バイパス手術を受けた方などは発病のリスクが高いです。
また乳幼児期の感染も発病率が高いといわれています。
Q どんな検査をするの?
A 主に以下の3つの検査が行われます。
- ツベルクリン反応検査
- 胸部単純X線写真
- 喀痰検査
Q 結核は治るの?
A 結核はほとんどの場合、抗結核薬の確実な服薬で治る病気です。
Q 治療費はどうなるの?
A 患者さんの費用負担を軽減し、安心して治療を受けられるように結核医療費を公費で負担する制度があります。
治療費、公費負担の割合は状況によって異なりますので保健所までお問い合わせ下さい。
Q 結核かな!?って思ったらどうすればいいの?
A 宮古保健所では結核に関する相談窓口を設けています。
気になる方は保健所までお問い合わせください。
以下のページも参考にしてください。
HIV/AIDS(エイズ)及び性感染症について
Q エイズの検査または相談したいのですが・・・?
A 毎週火・木の午前9時から11時、午後1時から3時まで行なっています。
検査または相談を受けたい方は
宮古保健所健康推進班感染症担当までご連絡ください。
電話:0980-73-5074
HIV/AIDSに関する相談は原則的に匿名・無料で受けられます。またプライバシーについて配慮しますのでわからないことがある場合、電話での問い合わせも可能です。
その他、住んでいる場所以外の保健所でも相談や検査を受けられます。ただし、相談日は各保健所で異なりますので電話などでの問い合わせをお願いします。
Q 検査の結果が出るまでの期間は何日かかりますか?
A 検査結果の説明は約1時間後以降になります。詳しい時間は保健師と当日ご相談ください。
ただし、要確認検査が必要な場合は検査日から約1週間後になります。
結果は本人に対してのみ行い、電話や郵送での結果返しは行っておりません。
Q HIVって何ですか?
A HIVはヒト免疫不全ウイルスの略です。感染して約10年でAIDS(エイズ)という状態になります。
Q AIDS(エイズ)ってどういう状態ですか?
A 人はもともと免疫といって、細菌やウイルス、真菌(カビ)など人に病気を起こす微生物から身を守る力を持っています。
HIVに感染すると約10年かけて免疫を壊していき、ふだんは共存している微生物に対する歯止めがなくなった状態をAIDS(エイズ)といいます。
AIDS(エイズ)になった場合、多くは肺炎や腫瘍(ガン)などで亡くなります。
Q 検査をするメリットは何ですか?
A HIVに感染しても末期の状態(AIDS(エイズ))になるまでほとんど症状はありません。検査をしてはじめてHIV感染がわかる人が大多数です。
検査のメリットは陽性の場合に病院を受診するきっかけになることです。早期発見・早期治療により通常の寿命を全うすることが可能となっています。
Q HIV/AIDS(エイズ)って治らないんですか?
A 抗HIV薬は様々なものが開発され、著しい発展を遂げてきていますが、完治・治癒に至ることは現在でも困難です。
基本的に多剤併用療法(HAART療法)によって治療は行われ、一生継続する必要があります。
オトーリカードについて
Q オトーリカードは今も発行してますか?
A 名称を「オトーリカード」から「美ぎ酒飲みカード」に変更して発行しています。
Q 出前発行もしていますか?
A 基本的には行っておりませんが、希望者が多数おられる事業所等の場合はご相談ください。
以下のページも参考にしてください。
石綿健康被害救済給付制度について
Q1 どのような人が対象になりますか?
A1 (a)~(d)の疾病で、(1)か(2)の支給対象の方
- 対象疾病
-
- (a)中皮腫
- (b)石綿起因性肺がん
- (c)石綿肺
- (d)びまん性胸膜肥厚
※(c)(d)は、著しい呼吸機能障害を伴うものに限ります。
- 支給対象者
- (1)労災保険等の対象とならない石綿健康被害者
(2)(1)の遺族
Q3 どこに相談したらよいですか?
A3 独立行政法人 環境再生保全機構(フリーダイヤル:0120-389-931)
関連リンク
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このページに関するお問い合わせ
沖縄県 保健医療介護部 宮古保健所
〒906-0007 沖縄県宮古島市平良字東仲宗根476
電話:0980-72-2420 ファクス:0980-72-8446
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。