平成12年国勢調査報告

第1次基本集計結果
(平成13年10月17日総務省統計局公表)

沖縄県の概要



沖縄県の人口

平成12年10月1日現在の沖縄県の人口は、1,318,220人で、平成7年(1,273,440人)と比較すると44,780人、3.5%の増加となった。
人口を市部、郡部別にみると、市部人口881,832人、郡部人口436,388人で、平成7年に比べ市部は24,442人、2.9%増加し、郡部は20,338人、4.9%増加している。
人口を男女別にみると、男性は647,877人、女性は670,343人で、男性が女性より22,466人少なく、人口性比(女性100人に対する男性の数)は96.6%となった。平成7年(96.3%)に比べると0.3ポイント上昇している。
人口を年齢3区分(年少人口(15歳未満人口)、生産年齢人口(15歳〜64歳人口)及び老年人口(65歳以上人口))別にみると、年少人口は264,279人(総人口の20.0%)、生産年齢人口は861,826人(同65.4%)、老年人口は182,557人(同13.8%)となっている。

これを平成7年と比べると、年少人口は△17,023人、生産年齢人口は19,074人増、老年人口は33,990人増となっている。一方、年少人口の割合は△2.1%、生産年齢人口の割合は△0.8%、老年人口の割合は2.1%増となっている。

また、年少人口の割合を市町村別にみると、伊平屋村が23.3%と最も高く、次いで与那国町が22.4%、糸満市が22.1%、読谷村が21.6%、沖縄市・南風原町が21.5%などとなっている。
生産年齢人口の割合を市町村別にみると、北大東村が69.3%と最も高く、次いで宜野湾市が68.3%、西原町が67.9%、豊見城村・南風原町が67.7%、那覇市が66.8%などとなっている。
老年人口の割合を市町村別にみると、粟国村が35.7%と最も高く、次いで渡名喜村が33.1%、城辺町が32.4%、大宜味村が30.6%、下地町が28.6%などとなっている。


人口集中地区の人口

平成12年における人口集中地区は18市町村で、人口は852,518人、面積は121.29kuとなっていて、平成7年に比べ人口は29,229人、3.6%増加し、面積は4.19ku 増加した。また、人口集中地区の県全体に占める人口の割合は64.7%、面積の割合は5.3%となっている。


人口集中地区の人口密度

平成12年における人口集中地区の人口密度は1ku 当たり7,029人で、県全体の人口密度(580人)の12倍以上となっている。平成7年(7,031.2人)と比べると△2.4人となっている。
人口集中地区の人口を市町村別にみると、那覇市が296,961人(人口集中地区全体の34.8%)と最も高く、次いで沖縄市100,162人(同11.8%)、浦添市92,192人(同10.8%)、宜野湾市85,720人(同10.1%)豊見城村34,827人(同4.1%)などとなっている。

また、人口集中地区の平成7年〜12年の人口増加率をみると、豊見城村が15.9%、4,774人と最も高く、次いで沖縄市が10.0%、9,121人、糸満市が9.6%、2,621人、名護市が9.5%、1,916人、西原町が9.0%、858人などとなっている。


世帯

平成12年における世帯数は446,286世帯で、一般世帯が440,095世帯、施設等の世帯が720世帯となっている。
一般世帯の世帯数は平成7年(403,060世帯)に比べ37,035世帯、9.2%増加していて、1世帯当たり人員は2.91人で平成7年(3.09人)に比べ0.18人減少している。

また、一般世帯数の平成7〜12年の増加率を市町村別にみると、北大東村が25.3%と最も高く、次いで西原町が21.8%、豊見城村・伊平屋村が18.0%、渡嘉敷村が17.8%、粟国村が17.6%などとなっている。
一世帯当たり人員では、知念村が3.61人と最も高く、次いで大里村が3.58人、勝連町が3.54人、東風平町が3.51人、具志頭村が3.50人などとなっている。一方、渡嘉敷村・北大東村が1.93人と最も少なく、次いで粟国村が1.97人、座間味村が2.04人、渡名喜村が2.06人、竹富町が2.08人などとなっている。

平成12年における施設等の世帯、世帯人員は、720世帯、26,810人となっている。

施設等の種類別世帯人員は、病院・療養所の入院者が12,360人と最も多く、次いで社会施設の入所者が9,371人、寮・寄宿舎の学生・生徒が2,182人などとなっている。
病院・療養所の入院者の世帯人員を市町村別にみると、那覇市が1,814人と最も多く、次いで南風原町が1,254人、糸満市が1,172人、浦添市が901人、沖縄市が818人などとなっている。
社会施設の入所者の世帯人員を市町村別にみると、那覇市が1,152人(25施設)と最も多く、次いで糸満市が582人(16施設)、名護市が592人(10施設)、具志川市が484人(6施設)、南風原町が350人(9施設)、平良市が340人(9施設)などとなっている。


配偶関係

平成12年の15歳以上の配偶関係を男女別にみると、男性の15歳以上人口(507,318人)のうち、未婚者は188,055人(未婚率37.1%)、有配偶は283,736人(有配偶率55.9%)、死別者は10,938人(死別率2.2%)、離別者は19,077人(離別率3.8%)となっている。
一方、女性の15歳以上人口(537,065人)のうち、未婚者は147,189人(未婚率27.4%)、有配偶は285,733人(有配偶率53.2%)、死別者は59,611人(死別率11.1%)、離別者は38,818人(離別率7.2%)となっていて、未婚率及び有配偶率は男性が高く、死別率及び離別率は女性が高くなっている。

未婚率を市町村別にみると、中城村が36.6%と最も高く、次いで恩納村が35.7%、西原町が35.4%、金武町が34.8%、宜野湾市が34.2%などとなっている。
一方、有配偶を市町村別にみると、南大東村が68.6%と最も高く、次いで多良間村67.5%、北大東村が66.1%、伊江村が63.7%、下地町が63.0%などとなっている。


世帯の家族類型別一般世帯

平成12年における一般世帯(440,095世帯)のうち、世帯主と親族関係のある世帯員がいる親族世帯は330,938世帯(一般世帯の75.2%)、単独世帯は106,759世帯(同24.3%)、非親族世帯は2,398世帯(同0.5%)となっている。
親族世帯のうち核家族世帯は284,019世帯(一般世帯の64.5%)で、そのうち「夫婦と子供からなる世帯」は171,681世帯、「夫婦のみの世帯」は57,250世帯、「1人親と子供からなる世帯」は55,088世帯となっている。


65歳以上の親族のいる一般世帯

平成12年における一般世帯(440,095世帯)のうち、65歳以上高齢親族のいる世帯は122,871世帯(一般世帯の27.9%)で、平成7年(101,442世帯)に比べ21,429世帯、(同21.1%)増加している。
このうち65歳以上の単独世帯は27,392世帯(高齢親族のいる世帯の22.3%)、65歳以上の夫婦のみの世帯は25,790世帯(同21.0%)で、平成7年に比べそれぞれ6,478人(31.0%)、6,401人(33.0%)増加している。


住宅・住居の状態

平成12年における住宅に住む一般世帯(436,609世帯)を住宅の所有の関係別にみると、持ち家が236,877世帯(住宅に住む一般世帯の54.3%)と最も高く、次いで民営の借家が150,489世帯(同34.5%)、公団・公営の借家が29,872世帯(同6.8%)などとなっている。
住宅に住む一般世帯の世帯人員は、1,277,075人となっていて、1世帯当たり人員は2.92人となっている。
平成12年における住宅に住む一般世帯の1世帯当たり延べ面積は76.1uで、平成7年(70.9u)に比べて5.2u増加している。
住宅の所有の関係別にみると、持ち家が101.0uと最も広く、次いで公営の借家が56.8u、給与住宅が54.5u、公団・公社の借家が44.6uなどとなっている。

1人当たりの延べ面積は26.0uで、平成7年(22.8u)に比べ3.2u 増加している。
1人当たりの延べ面積を住宅の所有の関係別にみると、持ち家が31.0uと最も広く、次いで給与住宅が23.0u、民営の借家が18.5u、公営の借家が17.0uなどとなっている。

また、住宅に住む一般世帯の1世帯当たり延べ面積を市町村別にみると、玉城村が94.3u と最も広く、次いで大里村が93.8u、具志頭村が93.4u、知念村が93.1u、恩納村が92.6uなどとなっている。
一方、渡名喜村が55.5uと最も狭く、次いで粟国村が57.4u、南大東村が66.9u、渡嘉敷村が69.3u、竹富町が70.0uなどとなっている。
  平成12年における住宅に住む一般世帯を住宅の所有関係別にみると、一戸建てが227,234世帯、共同住宅が201,665世帯、長屋建てが6,556世帯などとなっている。
1世帯当たり延べ面積は、一戸建てが99.3uで、共同住宅が50.9u、長屋建てが50.2uとなっている。
65歳以上親族のいる一般世帯(122,392世帯)を住宅の所有関係別にみると、持ち家が101,539世帯、民営の借家が15,205世帯、公営・公団・公社の借家が4,311世帯などとなっている。
持ち家を市町村別にみると、那覇市が20,366世帯と最も多く、次いで沖縄市が7,941世帯、浦添市が5,133世帯、宜野湾市が4,855世帯、名護市が4,629世帯となっている。


外国人

県内に住む外国人は6,689人で、国籍別にみると、アメリカが2,610人と最も多く、次いで中国が1,164人、フィリピンが1,086人、ペルーが366人、韓国・朝鮮が347人などとなっている。




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