平成14年 商業統計調査(速報)

3.従業者数及び就業者数



(1)従業者数

 従業者数は、10万8560人で、前回に比べ 1580人(前回比 1.5%)増加している。

 卸売業、小売業別にみると、卸売業は 2万9730人で 2115人(△6.6%)減少し、小売業は 7万8830人で 3695人(4.9%)増加している。

図3-1 従業者数の推移


 業種別に構成比をみると、卸売業では、食料・飲料卸売業が 21.2%を占め最も大きく、次いで農畜産物・水産物卸売業 13.4%、他に分類されない卸売業 13.2%、建築材料卸売業 10.4%などと続き、これら4業種で5割以上を占めている。

 小売業では、飲食料品小売業が 40.6%を占め最も大きく、次いで書籍・文房具小売業が 10.1%となっており、この2業種で小売業全体の5割を占めている。

図3−2 従業者数の業種別構成比(%)
図3-2 従業者数の業種別構成比_1 図3-2 従業者数の業種別構成比_2

 業種別に前回との増減をみると、卸売業では、自動車卸売業が 179人(前回比 14.9%)、鉱物・金属材料卸売業が 170人(10.2%)、再生資源卸売業が 29人( 10.6%)など、4業種で増加し、医薬品・化粧品等卸売業が 481人(△23.3%)、食料・飲料卸売業が 431人(△6.4%)、農畜産物・水産物卸売業が 421人(△9.6%)、一般機械器具卸売業が 402人(△17.9%)などと、12業種で減少している。

 小売業では、飲食料品小売業が 3399人(11.9%)、各種商品小売業が 1327人(33.2%)、他に分類されない小売業が 591人(13.0%)、スポーツ用品・がん具・娯楽用品・楽器小売業が 201人(13.3%)など、5業種が増加となり、書籍・文房具小売業が 549人(△6.5%)、織物・衣服・身の回り品小売業が 376人(△5.7%)、自動車・自転車小売業が 295人(△5.8%)、燃料小売業が 228人(△4.0%)などと、8業種で減少となっている。


   第3−1表 業種別従業者数(Excel形式)



「平成14年 商業統計調査(速報)」トップページに戻る