平成14年 商業統計調査

3.従業者数及び就業者数



(2)就業者数
就業者総数 11万 1963人( 1515人増、前回比 1.4%)
<> 卸売業     3万  427人(  2445人減、 同 △7.4%)
小売業     8万 1536人(  3960人増、  同  5.1%)

ア 就業者数は、11万1963人で、前回調査に比べ1515人(前回比1.4%)増加している。

 卸売業、小売業別にみると、卸売業は 3万427人で 2445人(同△7.4%)減少し、小売業は 8万1536人で 3960人(同5.1%)増加している。

イ 業種別に構成比をみると、卸売業では、食料・飲料卸売業が 21.3%を占め最も大きく、次いで農畜産物・水産物卸売業が 13.4%、他に分類されない卸売業が 13.2%、建築材料卸売業が 10.3%となっており、これら上位4業種で卸売業全体の約6割を占めている。

 小売業では、飲食料品小売業が 39.9%と小売業全体の4割を占め、次いで書籍・文房具小売業が 9.8%、各種商品小売業が 8.0%、織物・衣服・身の回り品小売業が 7.8%の順となっている。

ウ 業種別に前回調査との増減をみると、卸売業では、自動車卸売業が 177人(前回比14.5%)、再生資源卸売業が19人(同6.7%)、鉱物・金属材料卸売業が 8人(同0.4%)と、3業種で増加しているが、他の業種は減少している。

 小売業では、飲食料品小売業が 3252人(同11.1%)、各種商品小売業が 2160人(同49.2%)などと、5業種で増加している。

 減少している業種は書籍・文房具小売業が 762人(同△8.7%)、織物・衣服・身の回り品小売業が428人(同△6.3%)、自動車・自転車小売業が342人(同△6.6%)などとなっている。

第3-6図"卸売業の業種別就業者数" 第3-6図小売業の業種別就業者数


  第3−5表 業種別就業者数(Excel形式)

エ 就業者数の内訳をみると、パート・アルバイト等が 4万3928人(構成比39.2%)、正社員・正職員が 3万8628人(同34.5%)、個人事業主及び無給家族従業者が 2万200人(同18.0%)、有給役員が 5730人(同5.1%)、出向・派遣受入者が1944人(同1.7%)、臨時雇用者が 1533人(同1.4%)となっている。

 卸売業では、正社員・正職員が卸売業の就業者数の6割を占め、小売業では、パート・アルバイト等が小売業の就業者数の5割弱を占めている。

 前回比では、小売業で正社員・正職員の割合が縮小し、パート・アルバイト等の割合が拡大している。

第3-7図就業者内訳別構成比


  第3−6表 就業者数の内訳(Excel形式)

オ 就業者数の内訳について業種別にみると、卸売業では、半数の業種で正社員・正職員の割合が縮小し、パート・アルバイト等の割合が拡大傾向にあるが、なかでも再生資源卸売業、繊維品卸売業、農畜産物・水産物卸売業において、正社員・正職員の割合が縮小し、パート・アルバイト等の割合が拡大している。

 小売業では、ほとんどの業種で正社員・正職員の割合が縮小し、パート・アルバイト等と出向・派遣受入者の割合が拡大している。

  第3−7表 業種別就業者数内訳別の構成比(%)(Excel形式)

第3−8図 卸売業の業種別就業者数内訳別の構成比
第3-8図卸売業の業種別就業者数内訳別の構成比


第3−9図 小売業の業種別就業者数内訳別の構成比
第3-9図小売業の業種別就業者数内訳別の構成比



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