８．市郡別の商業活動
（１） 事業所数を市部・郡部別にみると、市部は１万５００４事業所（構成比７４.６％）で前回調査に比べ １１２４事業所（前回比△７.０％）減少し、郡部は ５１１９事業所（構成比 ２５.４％）で３１７事業所（前回比△５.８％）減少している。
市部では、那覇市が５６０２事業所（構成比２７.８％）と最も多く、次いで沖縄市の１９７１事業所（同９.８％）、浦添市の １４４３事業所（同７.２％）、宜野湾市の １１８５事業所（同５.９％）の順となっており、これら４市で全体の過半数を占めている。
前回調査との増減をみると、具志川市で２５事業所（前回比３．０％）増加し、那覇市で５３２事業所（同△８.７％）、沖縄市で２３６事業所（同△１０.７％）、浦添市で１７７事業所（同△１０.９ ％）、宜野湾市で ９１事業所（同△７.１％）と、具志川市を除くすべての市で減少している。
郡部では、中頭郡 １９５６事業所（構成比 ９.７％）、島尻郡 １６２８事業所（同８.１％）、国頭郡１１６７事業所（同５.８％）、宮古郡 ２６２事業所（同１.３％）、八重山郡 １０６事業所（同０.５％）の順となっている。
前回調査との増減をみると、中頭郡で１３０事業所（前回比△６.２％）、島尻郡で ７８事業所（同△４.６％）、国頭郡で ６３事業所（同△５.１％）などと、すべての郡で減少している。
第８−１図 事業所数の市郡別構成比（％）
第８−１表市町村別事業所数と構成比、前回比（Excel形式）
（２） 従業者数を市部・郡部別にみると、市部は ８万５８６２人（構成比７９.１％）で前回調査に比べ ４５８人（前回比 ０.５％）増加し、郡部は ２万２６２４人（構成比 ２０.９％）で １０４８人（前回比 ４.９％）増加している。
市部では、那覇市の３万４１１人（構成比２８.０％）が最も多く、次いで浦添市の１万４８６９人（１３.７％）、沖縄市の ９７２８人（９.０％）の順となっており、これら３市で全体の過半数を占めている。
前回調査との増減をみると、具志川市で １２４９人（前回比 ３２.６％）、石垣市で ６７６人（同２４.１％）、宜野湾市で ６７４人（１０.４％）と６市で増加し、那覇市で １９７３人（△６.１％）、沖縄市で ４４０人（△４.３％）、浦添市で ２４３人（△１.６％）と５市で減少している。
郡部では、中頭郡１万７６３人（構成比９.９％）、島尻郡７４２０人（同６.８％）、国頭郡３５７３人（３.３％）、宮古郡 ５７９人（０.５％）、八重山郡 ２８９人（０.３％）の順となっている。
前回調査との増減をみると、中頭郡が３８６人（前回比３.７％）、国頭郡が３８２人（１２.０％）、島尻郡が ２５０人（３.５％）、宮古郡が １３人（２.３％）、八重山郡が１７人（６.３％）とすべての郡で増加している。
第８−２図 従業者数の市郡別構成比（％）
第８−２表 市町村別従業者数と構成比、前回比（Excel形式）
（３） 年間商品販売額を市部・郡部別にみると、市部は ２兆１４５４億２１４１万円（構成比８６.１％）で前回調査に比べ １６９０億５７３３万円（前回比△７.３％）減少し、郡部は ３４６６億３５３１万円（構成比１３.９％）で １４０億２３３２万円（前回比△３.９％）減少している。
市部では、那覇市の ８６７８億４４４６万円（構成比３４.８％）が最も多く、次いで浦添市の６３４９億９６４５万円（同２５.５％）、沖縄市の１４１０億６８２５万円（同５.７％）の順となっており、これら３市で全体の ６割を占めている。
前回調査との増減をみると、具志川市が １７６億１１５０万円（前回比２９.５％）、石垣市が１１２億４９０万円（同２４.５％）、糸満市が ３７億６１２３万円（同７.９％）、と５市で増加し、那覇市が ９６９億３３７８万円（同△１０.０％）、浦添市が ８４８億３９９６万円（同△１１.８％）と、６市で減少している。
郡部では、中頭郡１６８３億２０２３万円（構成比６.８％）、島尻郡１３３１億４６８１万円（同５.３％）、国頭郡 ３５６億７２５０万円（同１.４％）、宮古郡７３億６６４５万円（同０.３％）、八重山郡２１億２９３２万円（同０.１％）の順となっている。
前回調査との増減をみると、国頭郡が２３億５２７４万円（前回比７.１％）、宮古郡が ３億４５４９万円（同４.９％）と増加し、中頭郡が １３２億４３４６万円（同△７.３％）、島尻郡が ３２億３５９０万円（同△２.４％）、八重山郡が ２億４２１９万円（同△１０.２％）の減少となっている。
第８−３図 年間販売額の市郡別構成比（％）
第８−３表 市町村別年間販売額と構成比、前回比（Excel形式）
「平成１４年 商業統計調査」トップページに戻る