沖縄県鉱工業指数

平成13年 沖縄県鉱工業指数年報
(平成7年基準)


T 平成13年鉱工業の動向

1 概 況

    平成13年の本県の鉱工業指数を平成7年基準(平成7年=100.0)でみると、年平均指数で生産は78.7となり、対前年比で7.1%低下した。また、出荷は78.9で同7.6%の低下、在庫は80.4で同0.7%の低下となった。
 本県の鉱工業の推移をみると、生産は平成13年も前年に引き続き低下した。生産の低下要因を業種別にみると、金属製品工業、食料品工業、窯業・土石製品工業などが減少したことにより、全体として同7.1%の低下となった。出荷も生産とほぼ同様に推移しており、平成13年は食料品工業、金属製品工業、窯業・土石製品工業などが減少したため同7.6%の低下となった。在庫は平成12年には同1.8%の上昇であったが、平成13年には、石油製品工業、鉄鋼業、その他の工業などの減少により同0.7%の低下となった。
 なお、石油を除く鉱工業生産指数は、前年より7.4%低下して79.4となり、出荷指数も同8.2%低下して80.2となった。また在庫指数は同6.4%上昇して84.6となった



第1図 沖縄県鉱工業指数の推移

第2図 石油を除く鉱工業指数の推移

第5表 全国の鉱工業指数及び前期比(原指数)第6表 全国の鉱工業指数及び前期比(季調済)

第3図 鉱工業生産指数の全国との比較

第4図 鉱工業出荷指数の全国との比較

(1) 生 産

業種別の動き

   生産指数は、プラスチック製品工業(前年比5.1%)、その他の工業(同9.0%)、繊維工業(総合)(同31.3%)など4業種が増加したものの、金属製品工業(同▲21.0%)、食料品工業(同▲4.6%)、窯業・土石製品工業(同▲7.7%)など8業種の減少によって、前年比で7.1%の低下となった。
 四半期別にみると、T期は、繊維工業(総合)(前期比103.8%)など4業種が増加したものの、金属製品工業(同▲16.3%)など8業種が減少したため、対前期比で3.9%の低下となった。U期は、石油製品工業(前期比8.8%)など4業種が増加したものの、食料品工業(同▲2.4%)など8業種が減少したため、同0.4%の低下となった。V期は、石油製品工業(前期比▲11.9%)など6業種が減少したものの、金属製品工業(同16.9%)など5業種が増加したため、同0.4%の上昇となった。W期は、プラスチック製品工業(前期比10.1%)など5業種が増加したものの、金属製品工業(同▲15.6%)など7業種が減少したため、同3.5%の低下となった。

第7表 業種別生産指数の動き


(2) 出 荷

業種別の動き

   出荷指数は、繊維工業(総合)(前年比91.2%)、その他の工業(同9.3%)、鉄鋼業(同3.2%)など5業種が増加したものの、食料品工業(同▲7.6%)、金属製品工業(同▲21.8%)、窯業・土石製品工業(同▲6.2%)など7業種の減少によって、前年比で7.6%の低下となった。
 四半期別にみると、T期は、食料品工業(前期比3.9%)など7業種が増加し、金属製品工業(同▲13.0%)など5業種が減少したが、対前期比では変動はなかった。U期は、プラスチック製品工業(前期比25.3%)など2業種が増加したものの、食料品工業(同▲8.1%)など10業種が減少したため、同3.9%の低下となった。V期は、石油製品工業(前期比▲10.0%)など5業種が減少したものの、金属製品工業(同19.3%)など7業種が増加したため、同0.3%の上昇となった。W期は、窯業・土石製品工業(前期比2.4%)など4業種が増加したものの、金属製品工業(同▲16.4%)など8業種が減少したため、同2.9%の低下となった


第8表 業種別出荷の動き

(3) 在 庫

業種別の動き

   在庫指数は、金属製品工業(前年比22.9%)、食料品工業(同6.0%)、鉱業(同21.7%)など6業種が増加したものの、石油製品工業(同▲12.3%)、鉄鋼業(同▲14.1%)、その他の工業(同▲5.5%)など6業種の減少によって、同0.7%の低下となった。
 四半期別にみると、T期は、食料品工業(前期比8.6%)など9業種が増加したものの、石油製品工業(同▲5.8%)など3業種が減少したため、同0.7%の低下となった。U期は、鉄鋼業(前期比▲12.8%)など7業種が減少したものの、金属製品工業(同12.1%)など5業種が増加したため、同0.1%の上昇となった。V期は、金属製品工業(前期比10.6%)など4業種が増加したものの、石油製品工業(同▲18.6%)など8業種が減少したため、同6.5%の低下となった。W期は、石油製品工業(前期比6.8%)など7業種が増加したものの、食料品工業(同▲6.4%)など5業種が減少したため、同0.5%の低下となった。

第9表 業種別在庫指数の動き



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