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更新日:2013年6月19日
2011年8月17日(水曜日)~18日(木曜日)
当センター設立以来(昭和58年度)、公募による種苗生産研修会は
今回が初めての試みです。
離島を含む県内各地から参加して頂きました。
参加者の内訳は、伊是名、伊江、石川、渡嘉敷、八重山の5つの漁協から計10名、
宮古島市から1名、一般県民の方2名、合計13名でした。
タカセガイ種苗生産研修会の始まりです。
まずは、種苗生産の概要について説明を受けます。
タカセガイ幼生の餌となる珪藻の培養方法について実習します。
大切な元種の受け継ぎ作業。
つぎに、幼生の付着器である波板(なみいた)を設置する実習です。
いよいよ、タカセガイの採卵に挑戦です。
はじめに、採卵について説明を受けます。
産卵を促すため、親貝の生殖巣を取り出します(写真左)。
貝を割るのが一苦労。
緑色をしているのがタカセガイの卵巣です(写真右)。
取り出した生殖巣(卵)を海水に懸濁させて(写真左&中央)、親貝の水槽に投入します(写真右)。
親貝が生殖腺懸濁液に反応するか、観察します。
実際、産卵するのは夜間が多いです。
今回は残念ながら、タカセガイは産卵しませんでしたが、
替わりにチョウセンサザエが産卵しました。
写真は、前日、チョウセンサザエが産卵した卵からふ化した幼生を
あらかじめ準備しておいた水槽へ収容しているところです。
ヒシャクで少しずつ、水槽に満遍なく収容しています。
育った稚貝を取り上げる作業の実習です。
チョウセンサザエの稚貝で代用して実習しました。
随分と藻が生えた水槽から波板を取り上げます。
波板に付いてる稚貝を流し落とします。
流れ落ちた稚貝を回収します。
当センターには、長年培われた熱帯性海洋動物の種苗生産に関する技術が蓄積されています。
その技術を広く県内に普及することを目的に、今回の研修会を企画しました。
今後も同様の研修会を開催する予定です。
研修内容に関するご意見・ご希望等がありましたら、ご遠慮なく、お寄せ下さい。
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