ホーム > 組織で探す > 農林水産部 八重山農林水産振興センター農林水産整備課 > 平成19年度バックナンバー > 「緑の少年団体験学習会」に指導員として参加しました(平成19年8月16日)
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更新日:2016年8月23日
今年も(社)沖縄県緑化推進委員会主催のもと、毎年恒例となっている「緑の少年団体験学習会」が石垣少年自然の家で開催され、当課もスタッフとして参加しました。
このイベントは各小学校で結成されている「緑の少年団」を対象に、日頃の学校や地域を離れ、森林の中で自然のすばらしさ、大切さを学び、各団員・各団体相互の絆を深めることを目的としております。
今年の活動メニューは、自然界にある資材を使って生活用具を作り、摩擦法で火をおこし、それらを実際に使用して生活の知恵を育み、それと同時に体験を通じて自然との関わりを学ぶというものでした。
まずはじめに、火おこし道具(まいぎり式)を使用した「火おこし」を行いました。
タイミングがうまく取れない子や、二人がかりで力をこめて火おこしを行う子などさまざまでしたが、この日は風が強いこともあってうまく点火するにはいたりませんでした。
それでもみんな初めての体験ということもあって、とても熱心に取り組んでいました。
次に、たき火での「花炭作り」を行いました。
「花炭」とは主に観賞用の炭のことで、一般的には鑑賞炭と呼ばれていますが、籠などに飾るとまるでお花を生けたように見えるのでその名前がつきました。
厚みのある花や、木の実、アダンの実、又は折り紙で作った鶴などを炭にすることが出来ます。
今回は、まだ緑色のマツボックリを使用して花炭をつくってみました。
続いて、「竹あんどん作り」です。
竹をのこぎり、なた、ハンマーを作って、削りすぎないよう慎重に作りました。
小刀を用いて側面を薄くしていくという細かい作業でしたが、みんな熱心にやっているようでした。
失敗して側面に穴が空いた子もいましたが、個性ある作品になって、うれしそうにロウソクに火を灯してました。
最後に、竹を利用してその筒の中でご飯を炊いてみました。
竹の両方が節になっているものを用いて、その側面一カ所に穴を開け、そこからお米をいれ、竹ごと火にかけてご飯を炊くというものです。
中には竹のふたがしっかり閉まっておらずご飯が硬くなった子や、水の量が足りなくて竹自体が焦げ付いてる子もいましたが、きちんと炊きあがったご飯は、竹の香りがついており、おいしく頂くことができました。
日常では家電製品を利用している部分を自然の物を使って火をおこしたり、ご飯を炊いたりすると、自然との親しみが一段と大きくなったと思います。
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