更新日:2016年8月23日
「ふるさといきがい農業支援事業」の説明会を開催しました(平成19年12月9日)
会場となった八重山支庁4F会議室。
写真はあいさつする当課の増村班長。
「沖縄県ふるさと農村活性化基金」を活用した「ふるさといきがい農業支援事業」がスタートしました。
これは当課と宮良川土地改良区が共催しているもので、防風林帯を使って野菜づくり講座を行うことにより、参加者に野菜づくりの知識と場所を提供して農業を通じた「いきがいづくり」を支援するとともに、防風林の維持管理を行ってもらうという内容になっています。
事業概要を説明する担当の大濱主事(左)と防風林について講義する運天主任
12月9日の説明会では、当課計画調整班の増村班長によるあいさつの後、今回の企画担当である大濵主事から事業概要説明を行いました。
参加希望者には説明を聞いたうえで参加申込書を記入していただいたところ、中には実施会場が遠い、時間帯があわない、イメージと違うなどの理由で参加辞退の方も居ましたが、概ね定員予定の22名で参加決定しました。
その後、計画調整班の運天技師により防風林の効果や整備計画に関する講義を行って防風林とNNに関するPRをしました。
野菜づくりについて説明する大城幸一氏。参加者から多くの質問がなされました。
そして、参加者の一番の目的である野菜づくりについて、市内磯辺にて野菜づくりをしている宮良川土地改良区の元総代である大城幸一氏より、今回植え付ける「大根」、「サラダ菜」、「ホウレンソウ」について説明がありました。
参加者のほとんどが野菜づくりをしたことがないため、大城さんに水のやり方や種のまき方などについて、積極的な質問が出されていました。
宮良川土地改良区の宮良局長のあいさつで閉会となりました。
防風林に限らず、どのような施設でも適切な維持管理がなされなければその機能は十分に発揮することができません。
防風林の維持管理は土地改良区や近隣農家が担ってきましたが、規模的に対応できていないのが現状です。
その結果、荒廃した防風林帯には不法投棄がなされるなどの問題も発生しています。
今回の事業が一般市民参加型の防風林維持管理のよい事例となるとともに、参加者の皆さんの農業を通じた「いきがいづくり」支援につながればと思っています。
八重山毎日新聞(平成19年12月12日)