ホーム > 沖縄こどもランド > 住まいとくらし > 沖縄のまちなみ > 伝統的な民家のふうけい > フクギの木
ここから本文です。
更新日:2023年5月31日
沖縄では、かつては家の周りを取り囲むように、フクギという木を植えました。これは台風の風をふせいだり、火事が広がるのをふせぐためでした。フィリピンが原産のフクギはオトギリソウ科の木で、高さは15メートルにもなります。まっすぐに育つことや、固い幹や分厚い葉をもつことなどから、ぼう風林やぼう火林として植えられたのです。沖縄の着物に欠かせない黄色のせん料が、木の皮から取れることも知られています。那覇(なは)などの都市部ではあまり見られなくなりましたが、沖縄本島北部の今帰仁村(なきじんそん)や各地の離島(りとう)に残る、フクギ林と村落の様子を見ていると、静かで落ちついたかつての沖縄のくらしぶりがしのばれます。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください