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更新日:2021年3月31日
エメラルドグリーンにかがやく沖縄の海は、わたしたちの大切な財産です。
世界にほこれる美しい海には数百種のサンゴが住み、色あざやかな熱帯魚がむれをなして泳いでいます。
島の沖合いには、黒潮(くろしお)という海の中の河のような流れがあり、マンタやクジラをはじめとする、たくさんの海の生物をつつみこみながら、日本列島を目指してたえず流れています。
沖縄の島々は、サンゴ礁(しょう)に取り囲まれています。サンゴ礁は、波や潮の流れから海岸を守るだけでなく、多くの海の生物たちのすみかにもなっています。
サンゴはサンゴ虫という小さな動物(=腔腸動物:こうちょうどうぶつ)が集まったものです。サンゴ虫は、石灰岩(せっかいがん)でできた体をつぎつぎとつくり、その上で増え続けていくので、サンゴはしだいに大きくなり、このようないくつものサンゴが多くの生物のすみかになり、サンゴ礁(しょう)ができるのです。
沖縄の海は、微生物(びせいぶつ)やプランクトンなどの小さな生きものたちが少ないため、透きとおっていて、海面から底の方まで見わたせるほどです。沖縄のそばを北に向かって流れている、「黒潮(くろしお)」という大きな流れには、海中の小さな生きものたちがあまりいないので、コバルトブルーとよばれるきれいな色をしています。
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