第4回沖縄平和賞受賞者

ページ番号1008344  更新日 2024年1月11日

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特定非営利活動法人難民を助ける会


 

写真:難民を助ける会のスタッフと現地の人たち

日本(にっぽん)で最初(さいしょ)の難民支援(なんみんしえん)のための人道支援団体(じんどうしえんだんたい)である特定非営利(とくていひえいり)活動法人(かつどうほうじん)難民(なんみん)を助(たす)ける会(かい)は、1979年(ねん)のインドシナ難民の大量流出(たいりょうりゅうしゅつ)のとき、「難民につめたい日本人」という国際世論(こくさいせろん)にたいし、日本人の善意(せんい)をしめす活動として、相馬雪香(そうまゆきか)さんのよびかけにより設立(せつりつ)されました。

特定の政治(せいじ)、宗教(しゅうきょう)、思想(しそうに)に偏(かたよ)らず、純粋(じゅんすい)に人道的(じんどうてき)なNGO(えぬじーおー)活動をつづけ、これまでに世界(せかい)50カ国(かこく)以上(いじょう)で、さまざまな支援活動を30年ちかくもつづけてきました。難民を助ける会は、紛争後(ふんそうご)の混乱(こんらん)した社会(しゃかい)では、障害(しょうがい)をもつ人々(ひとびと)の福祉(ふくし)まで支援のてがとどかないことが多(おお)いということに着目(ちゃくもく)し、アジア各国(かっこく)の職業訓練学校(しょくぎょうくんれんがっこう)や車(くるま)いす工房(こうぼう)の運営(うんえい)などをとおして、障害をもつ人々の経済的(けいざいてき)・精神的(せいしんてき)・社会的(しゃかいてき)自立(じりつ)に貢献(こうけん)しています。また、2005年に発生(はっせい)したパキスタン地震(じしん)や2008年のミャンマー・サイクロン被害(ひがい)への緊急支援(きんきゅうしえん)など、これまで15カ国以上の国や地域で、緊急支援活動を行ってきました。

1992年のカンボジア内戦(ないせん)終結後(しゅうけつご)、何百万個(なんひゃくまんこ)とも言われる対人地雷(たいじんじらい)により、おおくの難民が犠牲(ぎせい)になるという悲劇(ひげき)が続発(ぞくはつ)しました。難民を助ける会は、あらたな使命(しめい)として対人地雷の廃絶(はいぜつ)にとりくみ、絵本(えほん)「地雷ではなく花をください」を出版(しゅっぱん)し、だれにでもわかりやすい形(かたち)での啓発活動により、おおくの人々に対人地雷の撤去(てっきょ)をよびかけ、日本政府(にほんせいふ)をふくむ各国(かっこく)の対人地雷(たいじんじらい)禁止条約(きんしじょうやく)の批准推進(ひじゅんすいしん)に貢献(こうけん)し、1997年のノーベル平和賞(へいわしょう)授賞式(じゅしょうしき)にも招聘(しょうへい)されました。

現在(げんざい)は、地雷(じらい)回避(かいひ)教育(きょういく)と被害者(ひがいしゃ)支援を中心(ちゅうしん)にとりくみ、すでに地雷の被害にあってしまった人たちや、地雷の被害にあうおそれのある子どもたちへの支援もおこなっています。

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