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更新日:2020年4月15日
日中活動として利用者は個々の特性に応じてグリーン班・ステップ班・ライフ班・なごみ班で活動している。午前中の活動で主にグリーン班は園芸活動、ステップ班は園外で空き缶回収作業、ライフ班は作品づくり、なごみ班は理学療法士による機能訓練が行われている。午後は3B体操、紙芝居、童謡を歌う会、PT体操、書道、誕生会等や季節にあわせた多様な活動が実施されている。利用者は外出支援で月1回ドライブで買い物や外食をしており、日課活動の充実が図られている。
感染対策マニュアルが整備されている。感染症の予防対策としてソリューションウォーターによる室内噴霧や手指消毒及び館内清掃を行っている。利用者に定期的に足浴を実施したところ白癬の発症がなくあかぎれ対策としても効果を表しているとのこと。職員に感染症予防の研修を行い周知徹底を図ったところその結果としてこの2年間インフルエンザ等感染者の発症がない。
理学療法士が自力歩行が困難な利用者に対してマットレスの上で足の緊張をとるための訓練やメドマーで足のもみほぐしを行うなど機能低下防止の取り組みを行っている。定期的にPT体操を実施している。また利用者の移乗動作向上のため理学療法士から指導を受けながら福祉用具を活用している。さらに、嚥下がうまくいかない利用者に対しては言語聴覚士の指導のもとで食事前に嚥下体操を行っている。
4.家族の変化に応じた家族支援を行っている。
家族の高齢化に伴い行事への参加が減少し家族会が機能してない現状から行事を見直し、家族の誰もが参加できる行事(流しソーメン会)を取り入れたところ多くの参加者があり利用者、家族、職員との交流を拡げることができた。また、外出支援で利用者とともに家庭訪問を行うことで利用者と家族の交流が図られている。
法人は苦情対応に関する実施要綱を定めている。苦情解決についての資料や掲示物、苦情受付の意見箱等が常設されておらず苦情解決への対応が不十分である。今後は実施要綱に基づいて意見箱を常設し、その結果を事業報告書や広報誌に公表することを期待したい。
居室は仕切りが少なく廊下から内部が見える状況になっており、着替えや排泄等の介助の際のプライバシーへの配慮が不十分である。また、浴室やトイレのカーテンが取り外されており、扉を開けると内部が見えることがあり今後はプライバシー保護に基づいた環境整備が望まれる
利用者の日々の様子については日中日誌、夜間日誌に記録されているが利用者一人一人の様子や変化、支援内容について時系列の記録の確認が難しい。個別支援計画にそってどのようなサービスが実施されたのか、その結果として利用者の状態はどのように推移したかについて具体的に記録することは個別支援計画の評価・見直しを行う際の基本情報になる。組織として担当者でなくても記録の確認がスムーズにできるよう統一された記録の整備を期待したい。
初めて第三者評価を受審しました。自己評価実施にあたっては、全職員参加型の方法で行いました。全職員参加型での自己評価を実施してみて、職員間での認識の違いだったり、組織での課題が浮き彫りになったりと、改めて当施設の課題について具体的に把握することができました。今回の評価及び訪問調査で沢山のアドバイスを頂いた点を、改善するチャンスと捉えて当施設のサービスの質の向上に取り組んでいきます。
一般社団法人 沖縄県社会福祉士会
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