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更新日:2019年11月29日
リスクマネジメントに関する責任者が配置され、事故対応マニュアルを整備している。東京本部から発送されてくる事例には、緊急事項と注意喚起事項がある。注意喚起事項は各クラスで検討会議を実施している。検討する内容は、事例の周知方法や事例で考えられる最悪の結果、自保育所での改善点の有無、工夫する点等である。緊急事項は各クラスで検討の結果、職員会議で再度検討して事故発生予防に取り組んでいる。災害時における子どもの安全確保の取り組みとして、災害時のマニュアルが整備され、重要事項説明書で対応方法や避難場所、発生時の伝言方法として伝言サービス「117」の利用等が説明され、子どもの安否確認の方法として「緊急時引き渡票」を提出させている。地域のハザードマップを参考に災害計画を作成し、行政で指定された避難場所も明示している。災害や地震、津波、不審者等を想定した訓練が毎月実施され、年2回消防署の指導で総合訓練が実施されている。
子どもの発達状況や生活状況の記録が生活記録簿等の様式に記載され、個人記録については記録に差異が出ないように記録要領が作成されている。乳児の月間指導計画は、一人ひとりのねらいや内容が評価・反省欄から評価結果が具体的に読み取ることができる記録となっている。養護や教育以外に異年齢保育、長時間保育、地域交流について、全体的な計画や各年齢ごとの月間指導計画に位置付け、内容や配慮事項、評価・反省が記録されている。クラス会議や職員会議が毎月実施され、子どもの状況が職員間で報告され、園内での情報は職員連絡ノートに記録して全職員が捺印して周知する仕組みとなっている。子どもに関する記録の管理体制は、個人情報保護方針に基づいて実施されている。
子どもの生活を充実させるための家庭との連携については、連絡帳や連絡ノートを使用し、送迎時はホワイトボードで伝達している。保護者に確認すべき事項や子どもの発達状況、体調、保育の様子など個別に伝えるべき情報は、個別のボードを使って遅番の保育士が伝えている。施設の行事については、法人の方針で保護者が毎月参加できるように設定され、親子遠足や運動会、発表会、保育参観等に加え、年2回実施する保護者交流会や個人面談の他、給食試食会、親子制作等となっている。行事参加後は保護者からアンケートを徴し、「行事に郷土の芸能を取り入れてほしい」や「5月の遠足は暑すぎる」、「運動会では子どもの競技観戦を重視し、撮影を地域の業者に依頼したい」等の意見に対して、今年はエイサーを取り入れるなど、保護者満足の向上に努めている。
中・長期的な計画は平成30~32年度までの3か年間の計画が策定され、具体的な事業内容となっている。中・長期的な計画は理念や基本方針の実現に向けた目標を明確にし、組織体制や設備の整備、人材育成等に関する具体的な計画と計画に伴う収支計画の作成が望まれる。さらに、単年度の事業計画は、中・長期計画を踏まえ、数値目標や具体的な成果等を設定して実施状況の評価が行える内容での作成が望まれる。
地域との関わり方の基本的な考え方はマニュアルに明示されている。日常的には公園への散歩時に近隣の方とあいさつを交わし、地域の高齢施設の敬老会で子どもたちがエイサーを披露するなどの交流を始めている。地域への働きかけとして、地域行事への積極的な参加や施設が有している専門性や特性を活かし、地域の保護者や子どもなどの生活に役立つ講演会や研修会の開催、子育ての相談事業等の地域への貢献活動が求められる。
食事については、東京本部の栄養士が作成した全国共通の献立と具体的なレシピが送られてきて、多数の豊富な食材を使って昼食やおやつが提供され、長時間保育の子どもたちにはおにぎりや果物、ヨーグルトなどの補食が準備されている。献立票には月毎の旬の食材が明示されているが、それに加えて保育所の位置する地域でよく使われている食材や地域色のある献立、行事食等地域の文化に根差したふるさとの食事の提供、及び食育計画の作成が望まれる。保育所を利用している保護者のアンケートからも同様な意見が寄せられている。
開園1年が過ぎ、保護者の皆様にもご理解、ご協力を頂きました。
ありがとうございます。
今後もより良い保育をして行く為、改善点に取り組み、職員一同頑張って行きたいと思います。。
特定非営利活動法人介護と福祉の評価機関おきなわ
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