ここから本文です。
更新日:2018年11月9日
1.事業所名:第2かぐら保育園
2.経営主体:社会福祉法人わかめ福祉会
3.所在地:沖縄県那覇市字宇栄原3-16-13
1.理念・基本方針が確立され周知が図られている
理念・基本方針は明文化され入園のしおり・パンフレット及びホームページ等に掲示され保護者への周知・理解に取り組んでおり、新人職員研修及び8施設合同職員研修において職員への周知が図られている。また、玄関先には理事長宅から届いたおたまじゃくしがたらいに入れおかれていて、登園時の子どもたちが目をやり声かけをしているようすが見られた。「友達や生き物に優しい子」など保育方針に添った保育環境設定に配慮がなされている。
2・経営状況の把握
経営環境の変化に適切に対応し、経営課題について中長期計画が策定され法人の理念や基本方針の具現化に向けた取組がなされている。
3.職員の就業状況や意向を把握し,職員の質の向上に向けた取組を行っている。
職員の有給休暇取得や時間外労働届け出は命令簿により管理し定期的に確認を行い長時間労働とならないよう配慮がなされている。全職員の親睦会を企画し職員間のコミュニケーションづくりの工夫がなされている。
職員の質の育成について「期待する職員像・職員に求める人材像や役割」を明文化し定期的な個別面談を行い職員の目標を管理・把握し育成支援に取りくんでいる。
1976年11月厚生労働大臣の認可を受け「社会福祉法人わかめ福祉会」を設立、定員60人のわかめ保育園を開園し首里東高校や小学校が隣接する環境で保育事業が行われてきた。2006年那覇市の公立保育園民営化の公募を受け①おろく保育園(125名定員)開園、②2015年第2おろく保育園開園、③2016年さつきこども園開園、④2017年わかめ保育園・おろく保育園が幼保連携認定子ども園に移行している。法人設立時から学校校区の地域性を重視し養護と教育を一体的に行ってきた実績のもと、保育事業の拡充が進められている。
このことは、40余年の保育所運営の実績と職員の充実及び幹部職員の力量が大いに発揮された成果と考察する。幹部職員がそれぞれの新設園の園長・主任の役割を担い分散している現状から中堅職員体制の再構築が求められる。保育と教育がより一体的に展開される保育事業及びこども園の法人として一環した事業運営に向け、それぞれの園での更なる幹部職員育成及びキャリアアップ制度の構築に向けた法人としての取組みが望まれる。
今回初の第三者評価受審は、職員一人ひとりが福祉サービスの基本方針と組織の認識が適切に実施されているか、保育・教育を振り返り、見直す良い機会となりました。自己評価と評価者との審査のやりとりのなかで、内容に沿った書類の整理とともに頭の中の整理も行う事が出来、改めて勉強になりました。ご指摘いただきました点を再度職員で確認しながら理解をより深めていきたいと思います。
保護者のアンケートでは、回収率・満足度が高かった事や園の理念・保育方針等の周知度も高かった点は大変嬉しく思います。課題点や改善点で、伝わっていると思っていた事が伝わっていなかったり、保護者の思い・要望等に改めて気付く事が出来ました。早速改善に取り組んでいます。第三者評価受審結果は、これで一区切りではなく改善に向けて新たなる一歩と捉え、3年後の受審に向けて改善を重ねていきます。
丁寧なご指導・評価を下さいました第三者評価の方々、有難うございました。
一般社団法人沖縄県社会福祉士会
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください