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更新日:2023年8月29日
麻しんウイルスと風しんウイルスを弱毒化して作った生ワクチンです。このワクチンを『2回』接種することで、麻しん(はしか)・風しんを予防することができます。
麻しんウイルスの感染によって起こります。感染力が強く、飛沫・接触感染に加え、『空気感染』もあるため、手洗い・マスクのみでは予防できません。予防接種が最も有効な予防方法です。重症化することがあり、先進国においても、約1000人に1人の割合で死亡するといわれています。
発熱、咳、鼻水、眼球結膜の充血、めやに、発疹
感染後、約10日間の潜伏期間を経て発症します。38℃前後の発熱、咳、鼻水、めやになど、風邪のような症状(カタル症状)がみられます(カタル期)。発疹出現の1~3日前に頬の内側に白い小さな斑点(コプリック斑)がみられ、発熱は2~4日続いた後、いったん解熱します。その後、再度発熱し、それとほぼ同時に発疹が出現します(発疹期)。発疹は数日で茶色の色素沈着を残して消失し、解熱します(回復期)。
肺炎、中耳炎、脳炎、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)など
※亜急性硬化性全脳炎(SSPE)
⇒10万人に1人程度の頻度で、変異した麻しんウイルスに感染してから5~10年後に、知能低下、性格変化、 動作緩慢などで発症し、進行性に大脳の障害がおき、高度の認知症、植物状態に至る中枢神経疾患です。
麻しんに関する詳しい情報については、下記のリーフレット・関連リンクをご参照ください。
・「麻しん(はしか)」の感染事例が報告されています!(外部サイトへリンク)(厚生労働省)
・麻しんについて(外部サイトへリンク)(厚生労働省)
風しんウイルスの飛沫感染によって起こります。
発疹、発熱、リンパ節の腫れなど
血小板減少性紫斑病、先天性風しん症候群など
※先天性風しん症候群
⇒妊婦が妊娠20週頃までに風しんウイルスに感染すると、胎児にも感染し、先天性の心疾患、白内障、聴力障害、発育発達遅延などの障害を持つ児が生まれるおそれがあります。
第1期:1歳~2歳未満。1歳になったらできるだけ早めに受けましょう。
第2期:小学校就学前の1年間(5~7歳未満)
※定期予防接種対象でない方においても以下に該当する場合は、MRワクチンの接種を検討しましょう。
1.麻しんワクチンを2回未接種の方
2.抗体価が低い方 ※抗体価は地域のクリニックなどで調べることが出来ます。
中部地区医師会ホームページ
⇒https://www.chubu-ishikai.or.jp/cma_public/institution_list/Vaccination.aspx?CTVCd=0(外部サイトへリンク)
※必ず事前に医療機関へご予約いただきますようよろしくお願い致します。
(各医療機関によって対応できる予防接種が異なりますので予めご了承ください。)
【成人男性】風しん抗体検査・予防接種について
昭和37年度~昭和53年度生まれの男性の皆様へ
この年代の男性の皆様には、過去に公的に予防接種が行われていないため、自身が風しんにかかり、家族や周囲の人たちに広げてしまうおそれがあります。お住まいの市町村から、原則無料で風しんの抗体検査と予防接種を受けていただけるクーポン券をお送りしています。あなた自身と、これから生まれてくる世代の子どもを守るために、ぜひクーポン券を使って風しん抗体検査と予防接種をお受けください!
詳細は下記ホームページをご参照ください。また、クーポン券等に関する問い合わせは、お住まいの市町村までお願いいたします。
・厚生労働省HP
・沖縄県ホームページ
https://www.pref.okinawa.lg.jp/site/hoken/vaccine/yobou/hushinmashin.html#jisshi
・ポスター・リーフレット
2023年度に44歳~61歳になる、壮年期男性の風しんの抗体検査受検・ワクチン接種を勧奨することを目的とした、ポスター・リーフレットです。
沖縄県は妊娠を希望する女性とその配偶者及び同居人に対して、「風しん抗体検査」の費用を一部助成する事業を行っています。
【対象者】沖縄県在住で、次のいずれかに該当する方
①妊娠を希望する女性
②妊娠を希望する女性の配偶者や同居者など
③風しんの抗体価が低い妊婦の配偶者や同居者など
*昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性又は、過去に風しん抗体検査を受けたことがあり、感染防御に十分な抗体があることが確認できる者は除く。
【期間】令和5年4月1日~令和6年3月31日 (期間内に検査結果が判明する場合)
【料金】無料
【利用方法】
下記PDFの「風しん抗体検査実施医療機関」に本事業を利用することを伝えた上で検査を予約して受験(クーポン等はありません)。
風しん抗体検査実施医療機関一覧(中部地区)(PDF:137KB)
【検査】血液採取による抗体検査
【結果】来院又は郵送(医療機関によって異なります)
【予防接種】検査の結果、予防接種が必要な場合は、検査を受けた医療機関にお問い合わせ下さい。なお、予防接種にかかる費用は有料になります。
【問い合わせ先】
沖縄県ワクチン検査推進課 098-866-2013
那覇市保健所保険総務課 感染症G 098-853-7972
【参考資料】
・風しんチラシ
・国立感染症研究所.麻疹とは.
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/518-measles.html(外部サイトへリンク)
・厚生労働省.麻しんについて.
・厚生労働省.風しんについて.
・予防接種ガイドライン等検討委員会.予防接種と子どもの健康2023年度版.公益財団法人予防接種リサーチセンター,2023.
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