1.ハブの分布

ページ番号1005057  更新日 2024年1月11日

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ハブ類の分布

沖縄県の陸上には22種類のヘビが住んでいます。しかも、そのほとんどが琉球列島だけに住む貴重なヘビです。そのうち毒ヘビは8種類生息していますが、危険なのはハブ・ヒメハブ・サキシマハブ・タイワンハブの4種類で、人間に害のない種類の方が多いのです。ヘビも自然界の大切な仲間であることを忘れてはなりません。タイワンハブは中国大陸や台湾に分布するハブの仲間ですが、沖縄本島北部に持ち込まれたのが逃げ出して定着しています。その他にも、サキシマハブが沖縄本島南部に定着しています。

イラスト:分布図1
琉球列島のハブ類の分布

ハブのいる島といない島

琉球列島の50余りの島々には、宮古島や与那国島のように、ハブのいない島もあります。ハブのいる島といない島が、一つ置きになっているという言い伝えがありますが、左の図に示すように、実際には規則性はありません。
「ハブはどんな所にいるか」とよく聞かれますが、残念ながら沖縄県では、山や野原、畑、公園など、草や木のある所ならどこにでもいる可能性があります。ハブは夜行性なので、昼間は開けた所に出てくることはめったにありませんが、草むらや木の上、林の中など、日当たりの悪い所では気をつけましょう。

イラスト:分布図2
ハブのいる島(緑色の島)

ハブのいる島

沖縄本島、伊平屋島、野甫島、屋我地島、古宇利島、伊江島、水納島、瀬底島、渡名喜島、久米島、奥端島、渡嘉敷島、儀志布島、城島、黒島、伊計島、宮城島、平安座島、浜比嘉島、浮原島、藪地島、(奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島)

ヒメハブのいる島

沖縄本島、伊平屋島、野甫島、具志川島、伊是名島、屋那覇島、屋我地島、伊江島、渡名喜島、久米島、座間味島、安室島、阿嘉島、慶留間島、外地島、屋嘉比島、久場島、渡嘉敷島、儀志布島、城島、黒島、前島、仲島、端島、(奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島)

サキシマハブのいる島

石垣島、西表島、外離島、内離島、小浜島、竹富島、黒島、嘉弥真島、沖縄本島(外来)

タイワンハブのいる島

沖縄本島(外来)

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