平成11年第2回議会(2月定例会)で可決された意見書・決議

ページ番号1020940  更新日 2024年1月11日

印刷大きな文字で印刷

意見書1件

議決年月日

件名

議決の結果

備考

平成11年3月29日 乳幼児医療費助成事業に対する国庫補助制度創設に関する意見書 原案可決 全会一致

決議1件

議決年月日

件名

議決の結果

備考

平成11年3月4日 嘉手納飛行場内における米軍のパラシュート降下訓練の中止に関する要請決議 原案可決 全会一致

乳幼児医療費助成事業に対する国庫補助制度創設に関する意見書

今日、我が国は、高齢化が急速に進展する一方で、年少人口が減り続け、少子化が進んでいる。このことは、我が国の将来にとって労働力不足による経済成長の制約、社会保障費の負担増、さらには子供の健全な成長への影響等が強く懸念されるところである。
このようなことに対し、自治体は各種の施策を展開しているが、厳しい財政状況から必要かつ十分な対策がとられているとは言いがたい。
少子化の進行は、子供を安心して産み育てる環境整備が十分でないこと、子育てに経済的負担が大きいこと等が要因となっており、子育てに対して経済的な支援をすることは喫緊の課題である。
とりわけ、乳幼児期は、医療を必要とする機会が多く、また、体づくりの基礎を築く重要な時期にある。その大事な時期に、必要な医療を必要なときに受けさせることにより、健やかな子育てを支援することは、社会の責任である。そのため、全国の都道府県においては乳幼児の医療費に対して助成している状況にある。
よって、政府におかれては、子育てに夢を持てる社会実現のために都道府県が実施している乳幼児医療費助成事業に対して、国庫補助制度を創設されるよう要請する。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成11年3月29日

沖縄県議会

大蔵大臣
厚生大臣
自治大臣 あて

嘉手納飛行場内における米軍のパラシュート降下訓練の中止に関する要請決議

米軍は、3月6日午前6時から午前9時にかけて、嘉手納飛行場内で在沖米空軍353特殊作戦群、陸軍第1特殊部隊第1大隊(グリーンベレー)及び海兵隊の兵士延べ160人がパラシュート降下訓練を実施する計画をしている。
パラシュート降下訓練は、沖縄に関する特別行動委員会(SACO)の最終報告で読谷補助飛行場から伊江島補助飛行場への移転が合意されており、嘉手納飛行場での訓練実施はSACOの合意に反するものであり、また基地の機能強化にもつながりなねず、周辺地域住民や県民に大きな不安を与えるものである。
同降下訓練は、昨年5月30日にも実施され、本県議会は、今後二度と嘉手納飛行場内でのパラシュート降下訓練を行わないよう強く抗議をしてきたにもかかわらず、また、今回も同様に降下訓練を実施しようとしていることは、航空機騒音や航空機墜落の不安など基地の重圧に苦しむ県民の意思を無視する元であり、容認できるものではない。
よって、本県議会は、県民の生命・財産の安全及び生活環境を確保する立場から、嘉手納飛行場内におけるパラシュート降下訓練及び今後の訓練計画を中止するよう強く要請する。
上記のとおり決議する。
平成11年3月4日

沖縄県議会

駐日米国大使
在日米軍司令官
在日米軍沖縄地域調整官
在沖米国総領事 あて

このページに関するお問い合わせ

沖縄県議会事務局 議事課
〒900-8501 沖縄県那覇市泉崎1-2-3
電話:098-866-2574 ファクス:098-866-2350
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。