建設大臣賞「甦る水100選」受賞

ページ番号1012525  更新日 2024年1月11日

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明治33年3月7日に近代下水道制度の基礎である旧下水道法が施行され、平成12年3月で100年となることから、近代下水道制度100周年記念事業の一環として、下水道が水環境の回復に果たしている事例を募集し、「甦る水100選」として表彰することにより、これらを広く紹介し、下水道整備にあたって地方公共団体の創意工夫努力の参考に供するとともに、改めて下水道整備の必要性について国民の理解を深めることを目的としています。

沖縄県内では、次に紹介する「トロピカルビーチの創造」「うるおいと快適な水と緑のせせらぎ」が建設大臣賞を受賞しました。

下水道整備により水環境を保全している又は回復させた事例

沖縄県中部流域下水道

トロピカルビーチの創造

沖縄本島中南部西海岸地域では、都市地域からの生活排水により水質汚濁が著しく、海水浴にも適さない状況にあった。このような中で下水道の整備率の上昇に伴って、海岸の水質が回復し、都市地区でありながら、熱帯魚、サンゴ等の生息も見られるほどになり、波の上人工ビーチ(那覇市)、宜野湾トロピカルビーチ(宜野湾市)、北谷サンセットビーチ(北谷町)が整備された。

これらのうち、特に、那覇市の波之上海岸においては、昭和45年以前には、「海水浴には不適」との評価をされたが、下水道普及率の上昇に伴い、河川の水質が改善された結果(グラフ参照)、現在では「最良」の評価を得て、都市地区に位置しながらも「県庁から歩いていける海水浴場」という類い希なビーチとして生まれ変わり、休日には県民・観光客の憩いの場として親しまれている。

地図:ビーチと浄化センターの位置図

グラフ:那覇市の下水道普及率とBODの推移

写真:宜野湾トロピカルビーチ1

写真:宜野湾トロピカルビーチ2

下水道整備により水環境としてせせらぎなどを創出した事例

糸満市

うるおいと快適な水と緑のせせらぎ

写真:西崎親水公園せせらぎゾーン

糸満市浄化センターでは、二次処理された水を生物ろ過法による高度処理を行い、日量400トンの処理水を本市の西崎親水公園の「せせらぎゾーン」において循環利用しています。下水道事業と公園事業を有機的一体的に推進し、下水道のPRとイメージアップを図り、市民がうるおいと快適さを実感できる水と緑の空間を工夫しています。

このページに関するお問い合わせ

沖縄県 土木建築部 下水道課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟11階(南側)
電話:098-866-2248 ファクス:098-866-2394
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