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更新日:2020年2月6日
国道330号沿線域交通環境整備計画とは、国道330号(安里十字路~楚辺交差点)及び沿線域の交通環境改善を図ることを目的とした計画です。
「国道330号沿線域交通環境整備計画」パンフレット(PDF:4,602KB)
国道330号(安里十字路~楚辺交差点)は那覇市を南北に貫く幹線道路です。全国に比べて自動車依存の高い沖縄の中でも有数の渋滞路線となっています。
また、当該区間は観光拠点の国際通りを中心とした中心市街地や新都心地区、高齢化が進む中心市街地縁辺部の住宅地に隣接し、それらの周辺地域から発生する交通の受け皿となっています。
当該区間の交通円滑化を検討するに際して、国道330号本線の渋滞対策のみならず「沿道アクセスへの配慮」や「歩行環境の改善」、「まちの活性化」、「観光交通への対応」などの多面的な課題を考慮する必要があります。
そこで、沖縄県と沖縄県警、那覇市における計画の方向性を踏まえ、上記の多面的な課題の解消をねらいとして、基本的な3つの方針に基づいた6つの施策組み合わせた「国道330号沿線域交通環境整備計画」を作成しました。
右折帯が設置されていない信号付き交差点(神原小学校前交差点、日野通交差点)付近において、右折車両と直進車両の混在による事故の危険性及び交通渋滞の緩和を図るため、現道用地内で対応可能な右折相当幅の設置を行います。
神原小学校前交差点:右折相当幅設置前
神原小学校前交差点:右折相当幅設置後
国道330号(安里十字路~楚辺交差点)の信号交差点を対象に、車の流れに合わせた信号サイクル長(青信号→黄信号→赤信号の一連の流れにかかる時間)の再検討を行うことで、国道330号の走行性の向上を図ります。
国道330号では交差点が連続して設置されていることが渋滞原因の一つと考えられます。そこで、整備対象区間内の信号交差点11箇所→7箇所に集約することで走行性の向上を図ります。なお、集約に伴い削減を行う交差点4箇所では、『簡易中央分離帯の設置による右折の禁止』及び『信号機の撤去』を目指します。
簡易中央分離帯の事例
現道路用地内で車道幅や歩道幅等の検討・再構築を行い、歩道のバリアフリー化や電線地中化、自転車レーン等の設置を行うことで、歩行者や自転車の安全で快適な歩行(走行)空間の確保、都市景観の向上、植樹の適切な設置等を図ります。
自転車走行帯の設置事例
無電柱化の事例
国道330号及び周辺の幹線道路や補助幹線道路に囲まれた沿線地域の交通規制や車両の速度制限などを実施し、沿線地域内の身近な生活道路から通過交通を排除し、自動車の走行速度の抑制を図る施策を展開することで沿線地域内の安全な交通環境を創出します。
国道330号への交通の集中を防ぎ、周辺生活道路からの通過交通の排除を図るため、ひめゆり三原線(県道46号線バイパス)の整備や国道330号平行幹線の機能強化を目指します。
また、自動車交通のみならず、自転車・歩行者等の多様な交通手段の利用環境の向上や充実に資するよう、自転車・歩行者ネットワークの構築を図ります。
「国道330号沿線域交通環境整備計画」に示しています、国道330号沿線地域の交通環境を進めるために、沿線地域の市民及び行政が連携・協同を行い、取り組みを進めることが必要です。そのために、行政間の連携や市民への情報発信等をとおして整備計画を推進していきますので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
問い合わせ事務局
「国道330号沿線域交通環境整備計画」関連のお知らせ
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