更新日:2012年5月7日
意見表明第1号(宜野湾港マリーナ施設の使用許可等について)
平成07年10月05日
沖縄県行政オンブズマン 石田 穣一
沖縄県行政オンブズマン 島村 幸雄
宜野湾港マリーナ施設の使用許可等について
【意見表明】
宜野湾港マリーナ施設の使用許可にあたっては、新たに申請希望者名簿等を整備し、これらを活用して申請者を選定するよう明確にされたい。
また、継続使用については、更新手続きを新設するとともに更新回数に一定の限度を設けるなどして待機者にも申請の機会を増やすよう検討したらどうか。
さらに、(財)沖縄県公園・スポーツ振興協会に対する委託業務の範囲を見直すとともに厳正な指導、監督を行われたい。
【理 由】
この施設の浮桟橋等(バース)は、地理的条件などが良く、しかも使用料が割安であるところから長期にわたり継続使用され、常時満杯状態である。そのためになかなか空きができず、多数の使用希望者が、協会の宜野湾港マリーナ管理事務所の申請希望者名簿に記載して待機しているのが現状である。
ところで、空きバースの申請は、管理事務所が申請希望者名簿によって申請者を選定して、中部土木事務所長へ上申する仕組みとなっているが、この名簿が非公式のものである等の理由から、これまでに名簿記載者以外のものが申請許可された事例が発生し、その許可に対し不透明、不公平感を惹起している。
よって、この名簿を例えば公式の登録簿に改め、利害関係者にその順位や現に使用中のバースの使用の終了する日を教示するとともに、これらを活用して申請者を選定すれば、明確で公正な運用ができるものと考える。
また、バースの使用期間は規則で1年以内となっており、更新申請の規定もなく継続使用はできない建前となっている。ところが一年限りで艇の撤去を求めることは極めて困難であるため、法令違反のない限り無制限に継続して許可されている現状である。
このように、既得権化を排除するため使用期間を1年で打ち切る建前は理解できるが、現実の行政運営上は無理なことであり、また他方、無制限の継続使用を許すことも多数の待機者がいる現状では不公平感を招くであろう。
よって継続使用の更新手続きを新設するとともに更新回数を例えば最高3回又は5回とするなどして、継続使用に歯止めをかけて待機者の参入機会を増やすことも限られた唯一の公共バースのあり方の一つと思う。
さらに、この施設の使用許可は、知事からの委任により中部土木事務所長が行うものとされているが、他方、協会との委託契約の仕様書別表でも「使用許可」の指示記載があり、協会も使用許可の権限を有しているように見られ、両者の間で権限と責任の所在が紛らわしく、不公正な行政運営の原因ともなるので、許可権限の配分を明確にする必要がある。