更新日:2012年5月7日
提言第8号(県職員の電話の応対について)
平成11年03月30日
沖縄県行政オンブズマン 大城 光代
沖縄県行政オンブズマン 宮城 健蔵
県職員の電話の応対について
【提 言】
県職員が、電話で応対するときに、所属と名前を名乗るようにしたらどうか。そのための是正措置をすみやかにとられたい。
【説 明】
沖縄県職員の県民に対する応対、接し方がよくわからないという、県民の苦情がよく寄せられる。その中には、電話の応対について、不親切でそっけないとか、すぐたらい回しをするとか、前に答えた人の名前が分からないので水掛け論になったとかいう不満が含まれている。これは、県庁に電話をかけるとき、応対に出た者がどういう人なのか、よく分からないために起こることが多い。それを改善するために、このほど県民から、電話で応対に出た職員が、所属と名前を告げることにしたらどうか、という提案が、オンブズマン相談室窓口やテレビ番組を通じて寄せられた。
これは基本的には、県民に対する県職員各自の自覚と心構えの問題であるが、それを促す一つの方策として、「沖縄県職員名札はい用規程(昭和48年4月1日訓令第8号)」により、県職員は、胸にネームプレートをつけて執務している。これは、窓口の応対の場合には、かなり効果を挙げていると思われる。そこで、これを電話の場合にも広げたらどうであろうか。応対の際に、所属と名前を告げることによって、受ける側の責任と自覚を明らかにし、県民の側にも信頼感と好感を与えることになる。応対のギクシャクが減れば、明るい県政のイメージアップにも資するのではなかろうか。
オンブズマンとしても、これはまことに効果的な方策と考えるので、ぜひとも早急に実現されたく、ここに提言する。