平成17年度知事視察広聴(佐敷町、知念村、玉城村、大里村)
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更新日:2012年8月22日
稲嶺知事は、去る8月12日、来年1月に市町村合併により新たに「南城市」となる佐敷町・知念村・玉城村・大里村内の各地の視察と直接住民から意見や要望を聞く広聴会を開催しました。
最初に訪れた大里村では、村内の農家が集まって立ち上げた農産物直売所の「軽便駅かりゆし市」を視察したほか、「大里村デイサービスセンター」では、明るく元気な利用者の方々と一緒にゲームなどを行い、利用者の元気の良さに圧倒されながらも楽しいひとときを過ごすことができました。
佐敷町では、「馬天港」を視察した後、文化・芸術の創造の場である「シュガーホール」を視察しました。「シュガーホール」では、子どもたちによる合唱や新人演奏会入賞者の方の演奏などを鑑賞し、子どもたちの熱心さと演奏のレベルの高さに感心しました。
玉城村では、パパイアの生産・販売を行っている「志堅原果樹生産組合」、琉球の稲作の発祥地といわれる「受水走水(ウキンジュハインジュ)」、国指定史跡文化財の「糸数城跡」、玉城の特産品のさとうきび酢を製造・販売している「株式会社たまぐすく」等を視察しました。
「受水走水」を視察した際には、子供達と田んぼに入り田植えの体験を行い、こども達が自然とふれあう姿を見て大変感激しました。
「糸数城跡」では、現在行っている城壁等の保存修復についての説明を受けました。
知念村では、約8ヘクタールもの広大な養殖場でくるまえびを養殖している「板馬(いちゃんま)くるまえび養殖場」を視察したほか、本島南部で唯一の人工ビーチの「あざまサンサンビーチ」、世界遺産に登録されている「斎場御嶽(セーファーウタキ)」、国指定史跡文化財の「知念城跡」等を視察しました。
広聴会は、知念村の社会福祉センターで、合併協議会会長の知念村長ら四町村の幹部をはじめ、町村民約250名が参加して行われました。
知事は冒頭、「沖縄本島南部に、海と緑と光あふれる南城市が誕生することを待ち望んでいるところであります。」とあいさつし、新市誕生への期待を表しました。
各町村及び合併協議会からは、計8項目の要望が上げられ、「合併市町村への財政支援」、「南部東道路等の整備」、「都市計画区域への編入」等、合併に関わる要望なども多く、知事も、積極的に支援する姿勢を示しました。
地元開催の歓迎交流会は、屋外の知念岬公園で行われました。太平洋を一望できるすばらしい景色の中、多くの住民の方が参加し、地元の伝統芸能を披露するなど華やかムードの中、住民のみなさんと交流を深めることができました。
南部地域での知事広聴視察は今回が初めてということで住民の皆さんと同様、知事も大変心待ちにしていました。一日という限られた時間のなかで、四町村を視察する過密な日程ではありましたが、四町村の方々と出会い、地域の生活や実情などを直接見聞できた良い機会であり、また、新市の誕生に向けての熱意を感じた視察広聴となりました。
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