表2−2(1) 自然環境保全地域の指定状況

 
名 称 等
所  在  地  ・  概     要
沖縄県自然環境保全条例
久部良岳自然環境保全地域

 昭和55年10月6日指定、総面積130.25ha、特別地区 13.21ha。ビロウ林が良く発達し、与那国島固有の群落である。また、与那国島の動物の主要生息地でもある。

宇良部岳自然環境保全地域

 昭和55年10月6日指定、総面積215.25ha、特別地区 46.98ha。山頂部にはウラジロガシの優占する林分があり、山頂部から南側傾斜面にかけては、イタジイ林が発達し、サンニヌ台から新川鼻にかけては、地形、地質、植生の上から極めて複雑な様相を呈している。

東崎自然環境保全地域

 昭和55年10月6日指定、総面積 43.57ha。陸起サンゴ礁に発達するコウライシバーソナレムグラ群集及び未風化の砂丘の平坦地によく発達するコウライシバーシマニシキソウ群集が見られる。


表2−2(2) 自然公園地域の指定状況

 
名 称 等
所  在  地  ・  概     要
自然公園法
西表国立公園

 昭和47年4月18日指定、昭和52年7月1日区域拡張指定。西表島の中央部の原生林地域(島の約35 %)と石垣島と西表島の間の海上に浮かぶ竹富島、 小浜島、嘉弥真島、黒島、新城島などを含む海域を合わせた44,606ha。西表島山地部のイタジイ、タブ 、オキナワウラジロガシ等で代表される亜熱帯照葉 樹林と主要河川の塩沼地のマングローブ林は、我が国でもっとも広く、しかも原始性にすぐれている。 また、海域は石西礁湖と呼ばれ、我が国最大のサン ゴ礁が広がっている。指定区域の含まれる市町村は、竹富町の1町である。なお、総面積44,606haのう ち、陸地面積は12,506ha(特別地域 9,980ha、普通 地域 2,526ha)であり、海域面積は32,100ha(海中公園地区 214ha、普通地域31,886ha)である。


表2−2(3) 鳥獣保護区の設定状況

 
名 称 等
所  在  地  ・  概    要
鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律
国設
仲の神島鳥獣保護区 エリグロアジサシ、クロアジサシの集団繁殖地。総面積18ha、うち特別保護地区18ha。(竹富町)
与那国鳥獣保護区 ヨナクニカラスバト、ヤエヤマシロガシラの生息地。総面積 300ha。(与那国町)
西表鳥獣保護区 イリオモテヤマネコ、カンムリワシの生息地。総面積 3,841ha、うち特別保護地区 2,306ha。(竹富町)
県設
名蔵鳥獣保護区 サギ類、ムナグロ、ダイゼン、ミゾゴイ等の集団渡来地。総面積 1,058ha(うち水面 886ha)。(石垣市)

表2−2(4) 森林生態系保護地域の設定状況

名 称 等
所  在  地  ・  概    要
固有林野経営規程
保護林
森林生態系
保護地域
 平成3年3月28日設定。総面積11,588ha(うち保存地区 3,014ha、保全利用地区 8,574ha)。 (竹富町西表)