「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 65

圏域区分番号

 7

作成年月日

  年 月 日


2次メッシュコード
 

392712


3次メッシュコード
 

97

392722

07

保全性分級区分名

自然環境の保全を図る区域

圏域内市町村名

渡嘉敷村

自然環境




















 

地形・地質





 

 地形分類は、概ね北部が丘陵地、台地・段丘(高位及び中位段丘)、段丘崖・海食崖、南部が海岸低地、谷底低地、海浜である。
 表層土壌は、概ね北部が表層グライ系赤黄色土壌、南部は、礫質黄色土壌、乾性黄色土壌が混在し、沿岸部は、西部に岩屑性土壌、南部に未熟土壌がある。
 表層地質は、概ね慶良間層砂岩優勢層(白亜紀〜古第三紀)であり、一部に慶良間層粘板岩優勢層(白亜紀〜古第三紀)、沖積層及び砂丘砂層・海浜砂層(完新世)がある。
 特異な地形地質として、「海食崖」、「礫岩ビーチロック」がある。

植   物



 

 現存植生は、北部は概ねリュウキュウマツ群落であり一部にタブ群落(ヤブニッケイ群落)がある。南部は市街地、畑地雑草群落、ビロウ群落、チガヤ−ススキ群落、リュウウキュウマツ植林がある。沿岸部は北部がタブ群落(ヤブニッケイ群落)であり、一部にアダン−オオハマボウ群落、モクマオウ植林がある。離島はアダン−オオハマボウ群落である。
 植生自然度は、概ね9と10であり、1、2、3、5、6がある。

動   物



 

 貴重な動物として、絶滅危惧TB類2種(県指定天然記念物1種)、絶滅危惧U類6種(国指定天然記念物1種、県指定天然記念物2種)、準絶滅危惧11種(国指定天然記念物1種、県指定天然記念物1種)、県絶滅危惧種1種、県危急4種(国指定天然記念物2種、県指定天然記念物1種)、県希少種16種(県指定天然記念物3種)、県未決定種・地域個体群1種が確認されている。
 

そ の 他
 

 埋蔵文化財包蔵地として、「東上原遺跡」、「阿波連貝塚」がある。
 御獄等拝所が3件ある。

社会環境






 

法 規 制
 

 一部地域が保安林として指定されている。
 全域が沖縄海岸国定公園(特別保護地区、特別地域、普通地域)に指定されている。

土地利用



 

 土地利用の現況は、渡嘉敷島は概ねリュウキュウマツ林であり、一部に野草地、広葉樹林、南部に住宅地区がある。離島は野草地である。
 渡嘉敷島は一部地域を除き農業振興地域に指定され、一部が農用地区域となっている。
 渡嘉敷島は一部地域を除き地域森林計画対象民有林に定められ、離島は全域が地域森林計画対象民有林に定められている。

そ の 他



 

河   川
 

 二級河川大川がある。
 

景   観
眺 望 点

 阿波連ビーチ(ビーチ・キャンプ・宿泊施設)、阿波連自然植物園(園地:植物園)がある。
 

特 記 事 項