「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 65

圏域区分番号

 4

作成年月日

  年 月 日

2次メッシュコード

392722

3次メッシュコード

17,18,19,27,28,29,37,38

保全性分級区分名

自然環境の保護・保全を図る区域

圏域内市町村名

渡嘉敷村

自然環境






















 

地形・地質






 

 地形分類は、概ね丘陵地であり、中央部に海岸低地、谷底低地、沿岸部に海岸低地、海食崖、段丘崖、砂丘、海浜がある。
 表層土壌は、西部は概ね表層グライ系赤黄色土壌であり、一部に乾性黄色土壌、適潤性黄色土壌、細粒灰色低地土壌、中粗粒褐色低地土壌、細粒強グライ土壌、沿岸部に砂質未熟土壌、岩屑性土壌がある。東部は概ね表層グライ系赤黄色土壌であり、沿岸部に岩屑性土壌、砂質未熟土壌がある。
 表層地質は、概ね北部が慶良間層粘板岩優勢層(白亜紀〜古第三紀)、南部が慶良間層砂岩優勢層及び慶良間層緑色岩類(白亜紀〜古第三紀)であり、一部に沖積層及び砂丘砂層・海浜堆積物(完新世)がある。
 特異な地形地質として西岸に「礫岩ビーチロック」がある。

植   物




 

 現存植生は、内陸部は概ねリュウキュウマツ群落であり、西部にリュウキュウチク群落、東部にリュウキュウマツ植林、中央部にリュウキュウアオキ−スダジイ群集、チガヤ−ススキ群落、畑地雑草群落、市街地がある。沿岸部は概ねアダン−オオハマボウ群落であり、一部にタブ群落(ヤブニッケイ群落)、ススキ群団、チガヤ−ススキ群落、砂丘植生、隆起珊瑚礁植生、自然裸地である。
 植生自然度は、内陸部は概ね9であり、西部に5,東部に6、中央部に1と2がある。沿岸部は概ね10であり、5と9が混在している。

動   物



 

 貴重な動物として、絶滅危惧TA類1種、絶滅危惧TB類2種(県指定天然記念物1種)、絶滅危惧U類8種(国指定天然記念物1種、県指定天然記念物2種)、準絶滅危惧14種(国指定天然記念物1種、県指定天然記念物1種)、県絶滅危惧種2種、県危急種8種(国指定天然記念物2種、県指定天然記念物1種)、県希少種21種(県指定天然記念物3種)、県未決定種・地域個体群1種が確認されている。
 

そ の 他
 

 埋蔵文化財包蔵地として、「渡嘉志久貝塚」がある。
 御獄等拝所が3件ある。

社会環境








 

法 規 制


 

 渡嘉敷川は河川区域に指定されている。
 渡嘉敷水系・恩良地川に砂防指定地がある。
 一部地域が保安林として指定されている。
 全域が沖縄海岸国定公園(特別地域、普通地域)に指定されている。

土地利用



 

 土地利用の現況は、リュウキュウマツ林及び混交樹林が混在し、一部に野草地、北東部沿岸と南西部沿岸に住宅地区がある。
 渡嘉志久ビーチ(ビーチ・キャンプ)がある。
 一部地域が農業振興地域に指定され、一部が農用地区域となっている。
 一部地域を除き地域森林計画対象民有林に定められている。

そ の 他



 

河   川
 

 二級河川渡嘉敷川がある。
 

景   観
眺 望 点

 照山園地がある。
 

特 記 事 項