「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 28

圏域区分番号

 1 

作成年月日

  年 月 日

2次メッシュコード

392716

3次メッシュコード

61,62,63,70,71,72,73,74,80,84,90,91,92,93,94,95

保全性分級区分名

自然環境の保全を図る区域    

圏域内市町村名

玉城村、佐敷町、大里村、知念村

自然環境




















 

地形・地質







 

 地形分類は、概ね小起伏丘陵であり、丘陵上を刻む浅谷(盆状谷)、台地・段丘(中位面)、石灰岩堤、海岸低地、谷底低地が混在する。南部は台地・段丘(下位面)が混在する。
 表層土壌は、概ね灰色台地土壌、埴質未熟土壌であり、礫質暗赤色土壌、塩基系暗赤色土壌、細粒暗赤色土壌、岩石地が混在し、一部に細粒灰色低地土壌がある。北部に細粒褐色低地土壌、南東部に砂質未熟土壌、細粒グライ土壌がある。沿岸部北東部に細粒褐色低地土壌がある。
 表層地質は、内陸部は概ね泥岩(新第三紀〜第四紀)、琉球石灰岩(第四紀)が混在する。北部は沖積層粘土・シルト・砂・礫(第四紀)である。北東部は砂丘砂層石灰質砂(第四紀)が混在し、東部に段丘石灰岩砂質石灰岩(第四紀)がある。沿岸部は沖積層粘土・シルト・砂・礫(第四紀)である。
 特異な地形・地質として、「石灰岩堤」、「湧泉」、「石灰洞」がある。

植   物



 

 現存植生は、概ね畑地雑草群落であり、チガヤ−ススキ群落、ナガミボチョウジ−クスノハカエデ群落が混在し、一部にリュウキュウマツ群落、南東部に休耕田雑草群落、南部に牧草地・ゴルフ場がある。沿岸部はイソマツ−モクビャッコウ群集・クサトベラ−モンパノキ群集が混在し、南部にアダンーオオハマボウ群落、グンバイヒルガオ−クロイワザサ群落がある。全域に市街地が混在する。
 植生自然度は、概ね2であり、1、5、9が混在し、南東部に4がある。沿岸部は10である。

動   物
 

 貴重な動物として、少なくとも、希少種2種の生息推定域である。
 

そ の 他

 

 国指定史跡「糸数城跡」、「玉城城跡」がある。県指定史跡「佐敷ようどれ」がある。埋蔵文化財包蔵地として、散布地が13件、グスクが13件、貝塚が6件、洞穴が1件ある。
 国民運動場がある。

社会環境








 

法 規 制


 

 富里に急傾斜崩壊危険区域がある。
 新里、伊原、山里、吉富に地滑り防止区域がある。
 雄樋川は河川区域に指定されている。
 佐敷町、大里村は那覇広域都市計画区域に指定されている。

土地利用



 

 概ね全域が地域森林計画区域に定められている。
 全域が農業振興地域に指定され、中央部、集落部を除き農用地区域となっている。
 土地利用の現況は、概ねサトウキビ畑であり、一部に一般住宅地区、商業地区、文教地区、広葉樹林、普通畑等がある。北部に厚生地区、業務地区等、東部に茶畑、西部に針葉樹林、南部に公共業務地区、厚生地区等がある。沿岸部に運輸流通施設、アダン林等がある。

そ の 他



 

河   川
 

 雄樋川がある。
 

景   観
眺 望 点


 

                          特 記 事 項









 

 北東部に自衛隊駐屯地がある。