「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 24 

圏域区分番号

 8

作成年月日

  年 月 日

2次メッシュコード

392737

3次メッシュコード

72,73,74,81,82,83,84,91,92

保全性分級区分名

身近な自然環境の保全を図る区域

圏域内市町村名

勝連町、与那城町

自然環境
























 

地形・地質











 

 地形分類は、内陸部は概ね台地・段丘(中位面)であり、小起伏丘陵、石灰岩堤、台地・段丘(下位面)が混在し、一部に丘陵上を刻む浅谷(盆状谷)がある。沿岸部は海岸低地である。藪地島内陸部は概ね台地・段丘(下位面)であり、石灰岩堤が混在する。沿岸部は概ね丘陵上を刻む浅谷(盆状谷)であり、北部に海岸低地、北東部に海浜がある。
 表層土壌は、内陸部は概ね灰色台地土壌であり、埴質未熟土壌、礫質暗赤色土壌が混在し、一部に細粒黄色土壌、細粒暗赤色土壌がある。沿岸部は概ね細粒褐色低地土壌であり、東部に灰色台地土壌がある。藪地島は概ね礫質暗赤色土壌であり、塩基系暗赤色土壌、中粒褐色低地土壌が混在する。沿岸部に砂質未熟土壌がある。
 表層地質は、概ね琉球石灰岩(第四紀)であり、砂岩(新第三紀〜第四紀)、泥岩(新第三紀〜第四紀)が混在し、北西部に国頭礫層粘土・砂・砂礫(第四紀)がある。沿岸部は沖積層粘土・シルト・砂・礫(第四紀)である。藪地島は概ね琉球石灰岩(第四紀)であり、沿岸部に沖積層粘土・シルト・砂・礫(第四紀)がある。
 特異な地形・地質として、「石灰岩堤」、「断層崖」がある。

植   物




 

 現存植生は、概ね畑地雑草群落であり、一部にナガミボチョウジ−クスノハカエデ群落、北部にリュウキュウマツ群落、南東部にモクマオウ植林がある。藪地島は概ね畑地雑草群落であり、リュウキュウマツ群落が混在する。沿岸部北部にモクマオウ植林、南部に隆起珊瑚礁植生があり、南東部はナガミボチョウジ−クスノハカエデ群落である。沖縄島側は市街地が混在する。
 植生自然度は、概ね2であり、1が混在し、一部に9、南東部に3がある。藪地島は概ね2であり、9が混在する。沿岸部北部に3、南部に10があり、南東部は9である。

動   物
 

 貴重な動物として、少なくとも、危急種1種(国指定天然記念物1種)、希少種4種(うち県指定天然記念物1種)の生息推定域である。

そ の 他
 

 埋蔵文化財包蔵地として、散布地が3件、グスクが2件、貝塚が2件、洞穴が1件ある。
 与那城村総合公園<総合公園>がある。

社会環境










 

法 規 制


 

 北東部沿岸部が保安林として指定されている。
 藪地島の北部、北西部の沿岸部が保安林として指定されている。
 全域がコザ広域都市計画区域に指定されている。
 一部地域を除き騒音規制地域、振動規制地域、悪臭規制地域に指定されている。

土地利用





 

 一部地域が地域森林計画区域に定められている。
 藪地島は概ね全域が地域森林計画区域に定められている。
 一部地域を除き農業振興地域に指定され、一部が農用地区域となっている。藪地島は全域が農業振興地域に指定されている。
 土地利用の現況は、概ねサトウキビ畑であり、一部に野草地、混交樹林、工業地区、公園緑地等、東部に防衛施設、裸地、北部に裸地がある。藪地島は概ね広葉樹林であり、一部にサトウキビ畑、野草地、沿岸部に裸地がある。

そ の 他


 

河   川

 宇舎汲川、屋慶名川がある。

景   観
眺 望 点

 藪地大橋・屋慶名海峡(景勝地)がある。
 

                          特 記 事 項















 

 南部に米軍基地がある。