「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 17 

圏域区分番号

14

作成年月日

  年 月 日

2次メッシュコード

392756

3次メッシュコード

67,77,87,97,98

保全性分級区分名

自然環境の保全を図る区域      

圏域内市町村名

恩納村

自然環境




















 

地形・地質






 

 地形分類は、概ね山地・丘陵地(急斜面)であり、谷底平野が混在し、北部にカルスト台地がある。
 表層土壌は、概ねグライ土壌であり、北部は暗赤色土壌、中央部は赤色土壌が混在する。北東部は赤色土壌が混在し、一部に未熟土壌がある。南西部は褐色低地土壌が混在し、一部に黄色土壌がある。南東部に黄色土壌がある。
 表層地質は、北部は琉球石灰岩(更新世〜鮮新世)、南西部・東部は千枚岩(白亜紀〜三畳紀)であり、泥層・砂礫層・礫層(更新世〜鮮新世)が混在する。沿岸部の西部に泥層・砂礫層(更新世〜鮮新世)がある。
 特異な地形・地質として、「海崖」、「ノッチ」、「サーフベンチ」がある。

植   物




 

 現存植生は、概ね畑地雑草群落であり、リュウキュウマツ群落が混在し、一部にリュウキュウアオキ−スタジイ群集がある。沿岸部に隆起珊瑚礁植生、モクマオウ植林、ススキ群団がある。沿岸部内陸側に市街地がある。
 植生自然度は、概ね2であり、9が混在する。沿岸部に3、5、10がある。沿岸部内陸側に1がある。 特定植物群落として、「恩納村万座毛の海崖植生」(県指定天然記念物)がある。
 オキナワスミレ等の生育する区域がある。

動   物

 

 貴重な動物として、希少種1種が確認されている。
 また、少なくとも、危急種2種(うち国指定天然記念物1種)、希少種16種(うち県指定天然記念物3種)、地域個体群1種の生息推定域である。

そ の 他
 

 埋蔵文化財包蔵地「志喜根貝塚」、「大田グスク」がある。
 御嶽等拝所が3件ある。

社会環境






 

法 規 制
 

 一部地域が保安林として指定されている。
 新川は河川区域に指定されている。

土地利用



 

 南部、北部の沿岸部が地域森林計画区域に定められている。
 恩納通信所を除き概ね農業振興地域に指定され、集落部周辺を除き概ね農用地区域となっている。
 土地利用の現況は、概ねサトウキビ畑、普通畑である。北部に商業地区、文教地区、公園緑地等、東部に針葉樹林(天然林)、混交樹林等、西部に厚生施設、南部に公共業務地区、防衛施設等がある。埋立地に公共業務地区、運動競技施設等がある。沿岸部に裸地がある。

そ の 他


 

河   川

 当袋川、屋嘉下口川、新川が流れている。

景   観
眺 望 点

 恩納通信所を除き沿岸部が沖縄海岸国定公園(特別地域、普通地域)に指定されている。
 

                          特 記 事 項












 

 北部に米軍基地がある。
 南西部に自衛隊駐屯地がある。