「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 17 

圏域区分番号

 9

作成年月日

  年 月 日

2次メッシュコード

392756

3次メッシュコード

02,11,12,21,22

保全性分級区分名

自然環境の保全を図る区域      

圏域内市町村名

恩納村

自然環境


















 

地形・地質





 

 地形分類は、概ね山地・丘陵地(急斜面)であり、台地緩斜面が混在し、北部にカルスト台地がある。
 表層土壌は、概ね暗赤色土壌であり、グライ土壌が混在する。北西部に褐色低地土壌、西部から南東部にかけて赤色土壌、南東部に岩属性土壌、表層グライ系赤黄色土壌、黄色土壌がある。
 表層地質は、内陸部は西部・東部は千枚岩(白亜紀〜三畳紀)、中央部は琉球石灰岩(更新世〜鮮新世)である。西部に泥層・砂礫層・礫層(更新世〜鮮新世)がある。沿岸部は泥層・砂礫層(更新世〜鮮新世)である。
 特異な地形・地質として、「海崖」、「ノッチ」がある。

植   物



 

 現存植生は、内陸部は概ねリュウキュウマツ群落、畑地雑草群落であり、リュウキュウアオキ−スダジイ群集が混在し、一部にナガミボチョウジ−クスノハカエデ群落がある。沿岸部は概ね隆起珊瑚礁植生であり、モクマオウ植林が混在する。内陸部に市街地が混在する。
 植生自然度は、概ね9、2であり、1が混在する。沿岸部は概ね10であり、3が混在する。
 ミズカンピ等の生育する、すぐれた海岸植生区域がある。

動   物

 

 貴重な動物として、希少種5種(うち県指定天然記念物2種)が確認されている。
 また、少なくとも、危急種1種、希少種11種(うち県指定天然記念物1種)、地域個体群1種の生息推定域である。

そ の 他
 

 埋蔵文化財包蔵地として、グスクが2件、貝塚が2件ある。
 御嶽等拝所が3件ある。

社会環境






 

法 規 制
 

 沿岸部、南東部の一部が保安林として指定されている。
 東部から南東部にかけてが県設山田鳥獣保護区(森林鳥獣生息地)に設定されている。

土地利用



 

 一部地域が地域森林計画区域に定められている。
 概ね全域が農業振興地域に指定され、一部地域を除き農用地区域となっている。
 土地利用の現況は、概ねサトウキビ畑、普通畑であり、一部に野草地がある。北部に一般住宅地区、公園緑地、供給処理施設、文教地区等、東部に商業地区、一般住宅地区等、西部に針葉樹林(天然林)、南東部に公園緑地、商業地区等がある。沿岸部に裸地がある。

そ の 他


 

河   川

 

景   観
眺 望 点

 沿岸部が沖縄海岸国定公園(特別地域、普通地域)に指定されている。
 

                          特 記 事 項














 

 南部に米軍基地がある。