「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

  9

圏域区分番号

 3

作成年月日

    年 月 日

3次メッシュコード

392777

3次メッシュコード

68、69、78、79、89

保全性分級区分名

自然環境の保護・保全を図る区域

圏域内市町村名

今帰仁村、名護市

自然環境

























 

地形・地質










 

 地形分類は、屋我地島は概ね三角州・海岸平野であり、一部に山地・丘陵地(急斜面)がある。ヤガンナ島は概ね山地・丘陵地(急斜面)であり、南側に砂礫台地がある。本部半島内陸部は概ね石灰岩台地、谷底平野であり、一部に扇状地・急な谷底平野・崖錐がある。沿岸部は概ね山地・丘陵地(急斜面)であり、一部に三角州・海岸平野、扇状地・急な谷底平野・崖錐、谷底平野がある。
 表層土壌は、内陸部は概ね乾性赤色土壌であり、乾性黄色土壌、赤色土壌、黄色土壌が混在する。沿岸部は細粒グライ土壌、未熟土、暗赤色土壌、褐色低地土壌が混在する。
 表層地質は、屋我地島は概ね琉球石灰岩(更新統〜鮮新統)であり、一部に海浜砂層(現世統)がある。本部半島内陸部は概ね粘板岩〜千枚岩(中・古生界)、礫層(更新統〜鮮新統)である。北部は古期石灰岩(中・古生界)、琉球石灰岩(更新統〜鮮新統)、中央部は沖積砂礫土(現世統)、古期石灰岩(中・古生界)が混在する。南部に礫層(更新統〜鮮新統)がある。沿岸部南部は海浜砂層(現世統)、沖積砂礫土
(現世統)が混在する。
 特異な地形・地質として、「リアス式海岸」がある。

植   物





 

 現存植生は、屋我地島は概ね畑地雑草群落であり、一部にアカテツ−ハマビワ群集、リュウキュウマツ群集がある。本部半島は概ね畑地雑草群落であり、リュウキュウマツ群落、リュウキュウアオキ−スダジイ群集が混在し、一部にチガヤ−ススキ群落、北部にナガミボチョウジ−クスノハカエデ群落、西部に常緑果樹園がある。沿岸部北部はナガミボチョウジ−クスノハカエデ群落、リュウキュウマツ群落、自然裸地が混在する。本部半島に市街地がある。
 植生自然度は、屋我地島は概ね2であり、一部に9がある。本部半島は概ね2であり、9が混在し、一部に1、5、西部に3がある。沿岸部北部は0、9が混在する。

動   物

 

 貴重な動物として、希少種4種が確認されている。
 また、少なくとも、危急種3種(うち国指定天然記念物1種)、希少種10種(うち県指定天然記念物4種)の生息推定域である。

そ の 他
 

 埋蔵文化財包蔵地「シチャカブ遺物散布地」、「兼久原遺物散布地」、「アタガー遺物散布地」がある。
 

社会環境







 

法 規 制


 

 屋我地島が国設屋我地鳥獣保護区(集団渡来地)に設定されている。羽地内海は国設屋我地鳥獣保護区
(集団渡来地)特別保護地区に指定されている。
 羽地内海は水質環境基準(海域A類型)に指定されている。
 名護市は名護都市計画区域に指定されている。

土地利用


 

 一部地域が地域森林計画区域に定められている。
 ヤガンナ島、佐我屋島を除き農業振興地域に指定され、一部地域が農用地区域に指定されている。
 土地利用の現況は、北部は概ね普通畑、サトウキビ畑であり、南部は概ねパイナップル畑、茶畑である。我部井に一般住宅地区、公園緑地、混交樹林がある。沿岸部南部に裸地、野草地、針葉樹林が混在する。

そ の 他




 

河   川

 

 港川がある。

 

景   観
眺 望 点

 概ね全域が沖縄海岸国定公園(特別地域、普通地域)に指定されている。
 羽地内海・嵐山(景勝地)がある。

                          特 記 事 項