「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

  7

圏域区分番号

 4

作成年月日

    年 月 日

2次メッシュコード

402802

3次メッシュコード

64,74,75,84,85,94,95,96

保全性分級区分名

自然環境の保全を図る区域

圏域内市町村名

国頭村

自然環境























 

地形・地質






 

 地形分類は、内陸部は概ね丘陵地急斜面であり、南部・北部に丘頂緩斜面がある。川沿いに谷底低地があり、安田に堤州がある。沿岸部は海食崖、海岸低地、砂浜である。
 表層土壌は、概ね乾性黄色土壌であり、内陸部に表層グライ系赤黄色土壌、乾性赤色土壌、川沿いに造成低地土がある。安田ヶ島に乾性塩素系暗赤色土壌、安田に中粗粒褐色低地土壌がある。沿岸部の南側に岩屑性土壌がある。
 表層地質は、内陸部は概ね名護層粘板岩・千枚岩・泥質片岩(始新世〜白亜紀)であり、一部に国頭礫層(更新世)がある。川沿いに沖積層(完新世)がある。沿岸部は概ね嘉陽層砂岩・粘板岩互層(始新世〜白亜紀)であり、新期砂丘砂層・海浜堆積物・ビーチロック(完新世)が混在する。

植   物





 

 現存植生は、概ねリュウキュウアオキ−スダジイ群集であり、リュウキュウマツ群落、チガヤ−ススキ群落が混在し、北部にシイ・カシ萌芽林、西部に牧草地・ゴルフ場が混在する。一部に畑地雑草群落がある。沿岸部に自然裸地、アダン−オオハマボウ群落がある。安田川河口にモクマオウ植林、造成地・採石場、市街地がある。
 植生自然度は、概ね9であり、5が混在し、北部に8、西部に2が混在する。沿岸部に0、10がある。安田川河口に1、3がある。
 特定植物群落として、「安田のアカテツ林の海岸林」(国頭村指定天然記念)がある。

動   物



 

 貴重な動物として、絶滅危惧種1種(国指定天然記念物1種)、危急種3種(国指定天然記念物3種)が確認されている。
 また、少なくとも、絶滅危惧種2種(うち国指定特別天然記念物1種、国指定天然記念物1種)、危急種6種(うち国指定天然記念物2種、県指定天然記念物2種)、希少種19種(うち県指定天然記念物5種)、地域個体群1種の生息推定域である。

そ の 他
 

 埋蔵文化財包蔵地「安田遺跡」がある。
 国頭村森林公園<緑地>がある。

社会環境





 

法 規 制
 

 一部地域が保安林に指定されている。
 安田川沿いに砂防指定地がある。

土地利用


 

 安田ヶ島、西部の一部を除き地域森林計画区域に定められている。
 全域が農業振興地域に指定され、一部地域が農用地区域となっている。
 土地利用の現況は、内陸部は概ね広葉樹林であり、牧草地、サトウキビ畑、果樹園、針葉樹林(人工林)が混在する。沿岸部は中央部に混交樹林があり、北部に運輸流通施設、一般住宅地区、文教地区がある。

そ の 他



 

河   川
 

 安田川がある。
 

景   観
眺 望 点


 

                          特 記 事 項









 

 概ね全域に米軍基地がある。